幼稚部概要
幼稚部の特色
相模女子大学幼稚部の最大の特色は、
- 総合学園の中の併設こども園としての側面
- 地域に根ざしたこども園としての側面
- 大学の研究園としての側面
といった、3つの側面をバランスよく有したこども園であることです。
「総合学園の中の併設こども園としての側面」としては、小学部、中高等部、
大学との協働・連携による様々な活動が年間通して用意されています。
本学の豊かな自然環境を教育活動に全面的に取り入れられることも大きな魅力です。
「地域に根ざしたこども園としての側面」としては、これまで預かり保育や未就園教室の充実化を図り、園バスの運行も行うなど、地域の方が利用しやすいこども園、地域の方の子育てを支援するこども園としての運営を行ってきました。また、多くの子どもたちが地域の公立小学校に進学することから、それらのことも見据えたカリキュラム編成も行っています。他にも、子どもたちが地域を身近に感じることのできる活動として、老人ホーム訪問や園外保育の充実化にも取り組んでいます。
教育・保育目標
十分に養護の行き届いた環境の中で、子どもたちの主体的な遊びなどの活動を通じて、人間関係の形成と心身の調和的な発達を図り、子ども一人ひとりの特性に応じた教育・保育の実現を目指す。
探 求 物事をとことん探求しようとする力
自 立 自分で考え、自分が決定して行動しようとする力
貢 献 他者のために何かをしようとする力
沿革
本学は明治33年(1900年)、東京市本郷区龍岡町(現在の文京区湯島4丁目)の地に、女子教育の先覚者である西 沢之助先生により設立された日本女学校を母体として発足しました。
幼児教育としては明治36年(1903年)に日本女学校附属幼稚園が開設された後、現在の相模女子大学幼稚部として開園したのは昭和25年(1950年)4月となります。平成12年(2000年)には設立50周年を迎え、式典も行われました。当幼稚部は相模大野駅に近く、自然環境に恵まれた17万平方メートル(約5万2千坪)の広大な校地内にあり、非常に理想的な教育環境にあると言えるでしょう。
園章の由来
本学の園章は、鏡の中にマーガレットの花があしらわれています。
マーガレットの花言葉にあるように、清楚で明るく、希望に満ち、いつも鏡の中に自分を映し、自主自立を目指す心を表しています。
花言葉・marguerite
日本では「モクシュンギク」と呼ばれるマーガレットは、ヨーロッパ各地でも様々な名前で呼ばれ、別名「デイジー」の名を持ちます。デイジーの花言葉は、「優しさと無心、一途な心と誠実な愛」などとされています。
観賞用として、花壇や鉢に植えられる菊科の植物で、園芸植物として改良種も多く、原産はカナリア諸島とされています。花の名前は、ギリシャ語で真珠を意味する「margarites」に由来するとされていますが、初夏に咲く白い慎ましやかな花の清純さを見ると、ふさわしい名前だと実感します。