2年生体験学習授業紹介
2年生 スーパーマーケット見学
2年生は、総合の学習の一環として、スーパーマーケット三和に、「お店の工夫」を見つけに見学へ行きました。この見学は、相生祭で子どもたちが行うヤギのためのバザーのお店作りについての事前学習にもなります。普段何気なく買い物に出かけている時には気がつかなかった、スーパーマーケットの工夫や仕組みを教えてもらうことができました。スタッフの方に案内され、入り口を入った子どもたちはまずバックヤード見学をする子と店内見学をする子どもの二手に分かれました。
バックヤード見学では、商品の種類によってコンテナボックスの色を変えて効率よく店内で配架できるようにしている工夫を教えていただいたり、トラックから直接商品が入れられるようになった搬入口などを見せていただいたりしました。子どもたちは、ヤギのためのバザーでお店を開くために、お店がどんな工夫をしているのかを予想したり、疑問に思ったことをまとめたりしていたので、それらについても店長さんにお尋ねしました。
スーパーの方のお話では、「これは売りたい!」と決めた商品の並べ方(ディスプレイ)には、ひみつがあるのだとそうです。「季節の先取り」を意識した色使い(見学時はハロウィンのオレンジ→11月はまだ秋でもクリスマスの赤白緑にするなど)や値札の色や大きさで目立たせることは、子どもたちもある程度予想していました。列の並べ方や、商品の「顔」の部分(商品名が書かれているパッケージの正面側)をしっかりと見えるようにおくことなど、想像以上に細かな気配りをしていることを知ることができました。また、売りたい商品を棚や台の右下に配置することが多そうです。左手で買い物カゴを持ち、右手で商品に手を伸ばすと、そこが一番取り易い位置だからなのだそうです。それは「右利き」文化の強い社会ならではだな、と私も驚きました。商品ディスプレイには、売るためのひみつの作戦がたくさん仕組まれていました。お客さんのニーズを予想し、それに応えようという工夫や仕入れ量の決め方などもたくさん知ることができました。
店長さんへの質問で、こどもたちが「お客さんに対して気をつけていることは?」とたずねると、「色々あるけれど何度も来てもらうために気をつけているのはね、笑顔でありがとうございます、とレジで言うこと」と店長さん。お客さんにまた来てもらえることが大切なのだと感じました。 そのため、「ありがとうございました」を言うことを大切にしているのだそうです。
バニラバザーの成功の秘訣を教わったような気がしました。