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1年生

総合学習「モルモットを飼おう」 

 小学部では、総合学習の時間の学びを生かして、1年生ではモルモットを、2年生ではヤギを飼育します。
2年生が飼っていたモルモットを1年生が引き継ぐときがやってきました。
 2年生の教室からから1年生の教室にモルモットがやってきた様子を学級通信の記事を利用してお伝えします。

2年生がモルモットの「ゆきみ」を1年生の教室に持ってきました。子どもたちは、「きたあ!」「かわいい!」と言いながら、興味津々の様子です。写真1そして、中休みに早速1班の子たちが「ゆきみ」のお世話をしました。2年生が世話の仕方を教えてくれます。
 
 実は、ある子は、家で動物を飼ったことがなく、「ゆきみ」をお世話することに不安を感じていました。先週、「ゆきみ」が飼えることが決まったときに、ほとんどの子が喜んでいる中、その子は「実は嫌なんだよなあ。」とポツリと言っていました。担任が「どうしたの?」と聞くと、「動物を飼ったことがないから、死んじゃっても嫌だし、飼いたくなかったんだよ。お家に持って帰るのも怖いなあ。」と答えました。「死んでしまうのも、生きているからだよね。でもすぐに死なないように、みんなで大切に育てて、お世話をしていこう。お家も不安だろうけど、学校でお世話をして、やり方を覚えていこう。」と伝えました。その日は「う~ん。」と言って、その子は帰りました。
 そして、ゆきみが来た日のお昼休みです。何人かの子どもたちが「ゆきみと遊びたい。だっこしたい。」と言うので、ゆきみとの触れ合いをしました。飼うことに不安を感じていた子は、外に遊びに行かずに教室にいました。私が「だっこできるよ。やってみる?」と聞くと、「やってみる。」と答え、だっこの列に並びました。「かわいい。」「あったかい。」「フサフサだ。」「もうそろそろ代わってくれる?」という会話をしながら、だっこをしていきました。そして、その子もだっこをする番がきました。恐る恐るだっこをすると、とてもよい笑顔になり、「かわいい!」と言いました。写真2
そして、お世話の当番も、嫌がらずに、班で協力して立派にお世話をすることもできました。元々は不安だったり嫌だったことが、体験を通して、心が変わる姿をみることができました。「ゆきみ」がきて良かったと思える瞬間でした。
 これからも「ゆきみ」のお世話を通して、生き物に興味をもったり、命を大切に考えたり、責任感がよりもてたりできるようにしていきたいです。

以上が通信の記事でした。
そのほかにも、1年生では、モルモットについて調べ学習をテーマごとに進めています。20181011_11020720181011_11023520181011_1103031年生の2学期ともなると、まとめ方もだいぶしっかりしてきました。