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3学期の活動より④「1年生豆腐作り」

1年生では、国語「とうふでげん気」の勉強をした際、授業の最後にお豆腐を作りました。
 当日は、子どもたちが気合十分で学校に来てくれました。月曜日だったこともあり、スタートがやや遅れてしまい、準備を急がせてしまいましたが、子どもたちからは「分かった!もうエプロン着けられるから大丈夫!」と頼もしい返事が返ってきました。一人でできないところは、近くのお友だちと助け合いながら頑張ってくれました。
 初めに、子どもたちに何も手を加えていない状態の大豆と、前日から水に浸しておいた大豆を見せました。事前に「とうふでげん気」を読み、水に浸しておくと、大豆が大きくなるということは知っていた子どもたちですが、“読んで知っている”ということと、“実際に目で見て知っている”というのは、やはり大きく違ったようです。水に浸っている大豆を見て、「わあ、すごい!」「こんなに大きくなるんだね。」と驚く声がたくさん聞こえてきました。「先生、なんかお豆みたいになったね。」といった子の声を聞いて、「ほんとだ、お豆みたい。」「もやしについているのとそっくりになったね。」「納豆も同じ形だね。」と、丸いままの大豆の時には、子どもたちの中できちんと繋がっていなかった、大豆の知識が繋がりました。P3051548 今回のお豆腐作りは、豆乳を温めるところから始めました。学校で、火を使うのは初めてだったこともあり、どきどきしていた子も多くいたようです。やけどや、事故の無いように一人ひとりが気をつけながら作業を進めました。P3051547豆乳が温まると、次ににがりを入れました。初めて見るにがりに、「水みたいだね。」と子どもたち。豆乳の中に、にがりを入れ、ゆっくりとかき混ぜた後は、お豆腐が固まるのを待ちました。お鍋から出る湯気に手を当て、「あったか~い!」と手を温める班、「おいしくなりますように!」と拍手をする班、「どんなにおいがするのかな。」と顔を近づけてみる班など、待ち方はさまざま。「先生、今お豆腐はどうしているの?」と聞かれたので、「一生懸命に固まろうと頑張っているよ。」と答えると、「頑張ってー!」と応援する子どもたちが可愛らしかったです。P305155215分ほど経つと、お鍋の中で、お豆腐が少しずつ固まってきました。おたまを使って、木枠に入れると、「先生!もうお豆腐みたいになってるよ!」と嬉しそうな子どもたちの声が聞こえました。木枠に入れた後、固めている間には、洗い物もしっかりと頑張りました。(「先生、泡だらけになっちゃったー!」という声が聞こえてきた気もしますが・・・。
 その後、お豆腐を水に浸して、にがりを抜いている間、子どもたちは国語の授業を一生懸命に頑張りました。4時間目の終わりが近づくにつれて、「お豆腐まで、もう少し!」と言いながら、お昼の時間を楽しみに待ちました。P3051561
授業が終わり、お弁当の支度を済ませてお豆腐を取り行く時には、子どもたちから自然と「とうふ!とうふ!」とお豆腐コールが上がるほどの盛り上がりでした。)P3051563 水に浸してあったお豆腐を、布から出すと、あちらこちらから「やったー!できた!」と声が聞こえました。しっかりと固まった、お豆腐が完成しました。
 P3051575お豆腐は、お弁当給食と一緒に頂きました。ちょっと苦手・・・という子もいましたが、最初はそのままの味で、その後はお醤油をかけて頂きました。お友達と一緒に、楽しく作ったお豆腐は、とても美味しく食べられたようです。