第三回相模女子大学かるた大会渡辺令恵杯

２８日（土）に、相模女子大学の茜館で、｢渡辺令恵杯かるた大会｣が開催されました。

本学の卒業生である渡辺令恵さんは｢競技かるた｣の選手で、A級六段という大変な実力者です。
全日本クイーン戦を１１連覇したことがあり、｢競技かるた永世クイーン｣という輝かしい称号をお持ちです。

今年は、幼稚部、小学部、中学部・高等部、そして大学から、昨年度を越える参加者が集まりました。

小学生は、五色百人一首を使ってかるた取りを競いました。
同年代の友達が集まり、初めは賑やかで楽しい雰囲気でしたが、いざ勝負が始まるとその目は真剣そのもの。
負けるものかと、読手の声を聞き取るために全神経を集中していました。

子ども達にとっては楽しい｢昔遊び｣として伝わるかるたも、この日ばかりは本気のぶつかり合いです。
勝負に勝った満面の笑顔も、負けた悔し涙も両方見られました。
渡辺令恵さんが表彰式の後に、こんなことを話してくれました。

｢今年は、小学生も百人一首に初挑戦してくれて、私は嬉しいです。
私は小学生が出場するかるた大会には何度も出たことがあるけど、小学生なのにB級やC級をもっているとても強い子もいます。
相模女子大学は私がかるたを教えている学校だから、みんなも是非かるたを続けて強くなってくださいね！｣
大勢の人が日本の伝統文化である百人一首かるたを取り囲んで繋がり、関わり合い、夢中になれた、素敵な大会となりました。