2年生
日本伝統文化・歌舞伎を学ぶ つなぐ手①
2年生は学年合同でつなぐ手の授業として、12月1日(木)、2日(金)の2回にわけて、歌舞伎体験をしました。
教えてくださる先生は、1年生の時にもお世話になった宗家立花流 立花寶山先生と立花齋人先生です。
1回目の授業は、クラス代表の子どもたちに隈取りをしてくださることになりました。
隈取りは、超人的な人物を象徴する歌舞伎の化粧法です。
寶山先生は、化粧の一つ一つを丁寧に説明しながら、子どもたちの顔に化粧をして下さいました。
肌に油を塗り、眉を油で固めます。はぶ帯という髪の毛を隠す頭巾をかぶり、境目に肌と同じ色をぬり境を消しました。
友だちの顔におしろいが壁を塗るように塗られると、見ている子どもたちもびっくり。
今回は、「菅原伝授手習鑑」というお話に登場する桜丸、梅王丸、松王丸の3兄弟の隈取りをしました。
目の周りや頬、額などに筋を描き、力が張ったときの血管や筋肉の隆起を誇張していきます。人物の性格や役柄を表現するそうです。
顔が少しずつかわるたびに、「わあ。すごい。」「やりたかったな。」羨ましそうに見ていました。一方、されている子どもたちからは、「どんな顔になっているの。」「どうやって取るの。」と不安そうでした。
桜丸は優しい感じになるように細い線、梅王丸や松王丸は強い感じになるように太くつり上がった線をかいて表情を作りました。化粧が終わったら、布を当てて版画のように模様を写し取りました。
さあ、歌舞伎さながらの決めポーズです。
最後に立花寶山先生が子どもたちの拍子木に合わせて、本物の迫力あるポーズを見せていただきました。