6年生体験学習
6年生富士山自然体験学校2日目
おはようございます。富士山自然体験学校2日目の始まりです。
昨晩からの雨が続き、ホテルから見える西湖も少し涼しげです。
本日の朝食はビュッフェ形式です。自分で食べるものを選んで、朝食の用意をします。
朝食後、雨が強めに降っていたので、青木ヶ原樹海のハイキングを1時間遅らせて行うことにしました。この時間を使って、今晩行われる、キャンドルファイアーでのスタンツの練習を各班で行いました。
雨が小降りになったので、しっかりと雨対策をして、青木ヶ原樹海に出かけました。ここでは溶岩洞穴であるコウモリ穴の見学を中心に行うことにしました。
コウモリ穴に入る前に、青木ヶ原樹海の植生について解説していただきました。土の少ない溶岩の上に生えている木々はとても特徴的です。
樹海に入ってしばらく進むと、大きな口を開けたコウモリ穴が出現しました。昨日、河口湖フィールドセンターで見学した溶岩樹型との大きさの違いに子どもたちは驚いていました。この中には縄状溶岩など、富士山がかつての火山活動でつくった珍しい地形をたくさん観察することができました。
約1時間のフィールドワークでしたが、昨日の河口湖フィールドセンターとは違った溶岩の状態を観察することで、より富士山の火山活動の複雑さを体験することができました。
コウモリ穴の見学を終え、一度ホテルに戻り、昼食をいただきました。メニューはカレーライスです。たくさん食べて、午後の見学に備えます。
ホテルでの昼食をすませて、30分ほどバスで移動をし、午後の見学地である「富士山世界遺産センター」に到着です。南館を案内してくださる学芸員さんに挨拶をして見学をスタートさせました。
世界遺産センターの南館では、富士山がなぜ世界文化遺産として登録されたのかというお話を中心に解説をしていただきました。富士山は昔から「芸術の源泉」であり「信仰の対象」であるからこそ文化遺産として登録されたということです。我々が見学してきた「忍野八海」や「河口湖フィールドセンター」もその一つの構成資産であると伺い、1日目の見学を改めて見直すきっかけになりました。
北館ではワークシートを中心に、富士山の地質や気象、動植物について展示の資料から学習をしました。今までの学習を復習するいい機会となりました。
午後の見学を終え、夕食をいただきました。
夕食後はホテルの体育館を借りて、お待ちかねのキャンドルファイアーです。係の子どもを中心に、キャンドルを囲んでスタンツを披露したり、みんなで歌ったり踊ったりととても楽しい時間となりました。
明日は富士山自然体験学校最終日。何とか、お天気が回復して富士山の5合目の御中道散策ができることを望んでいます。