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6年生体験学習行事

6年生 富士山自然体験学校(1日目)

8月19日~21日(二泊三日)で行われる、「富士山自然体験学校」に6年生は出発しました。
理科で学習した富士山について、現地に出かけ、ガイドの皆さまからの話を聞いて体験的に学ぶことが目的です。
 初日は、富士山に降った雨水が湧き出す「忍野八海」、剣丸尾溶岩流によってできた「溶岩樹型」の森のフィールドワーク、そして、夜は青木ヶ原の森に「ヒメネズミを見に行くナイトツアー」が行われました。


 
 出発前、児童の司会によって、開講式が開かれました。今回の体験学校の目的やキャンプファイヤーなどを通じて友達や先生と素敵な思い出を残すことなどを確認してからの出発となりました。

バスの中では、バスレク係、頑張っていました。クイズやゲームで盛り上がっていました。

最初の見学地、忍野八海到着。心配していた雨も小雨でほとんど問題ありません。

子どもたちは、忍野八海の透き通っていながらも、美しく深さを感じる青と、その中に泳ぐマスたちの姿にとても喜んでいました。

忍野八海でのガイドは先生たちです。それぞれの池の特徴やその池にまつわる伝説などを紹介してもらいながら、池を回りました。

実際に富士山の湧き水も飲んで体験しました。水道水や浄水器の水とは全く違ったおいしさを感じることができました。

昼食は山梨の名物「ほうとう」です。鉄の大鍋いっぱいに入ったほうとうにこんなに食べれるのかと思いましたが、子どもたちはとても喜んでいて、想像以上の食べっぷりでした。

午後は河口湖フィールドセンターでの活動です。ここでは、二種類の活動を行いました。

1つ目は溶岩樹型の観察です。溶岩樹型とは、溶岩が大木の森に流れ込み、木を覆い尽くすと、中の木が燃えて、固まった溶岩が洞窟のようになったものをいいます。当時、大木の森だったこのフィールドセンターの森は、剣丸尾溶岩流によって無数の溶岩樹型を生み出しました。その洞窟の中には、人が通れたり、何人もの人が入れたりするほど大きなものがあります。

この溶岩樹型の見学は、3人のガイドさんが案内してくれました。

溶岩樹形の見学は洞窟に入っていく探険気分になります。中はひんやりとして、ぽたぽたと垂れる水滴は、溶岩が穴だらけで、水を通して、濾過してくれる証拠です。

また、ガイドさんは森の動植物の話もたくさん聞かせてくださいました。写真はリスが、松ぼっくりを食べたあとです。森のエビフライとも呼ばれています。森には、まるで白雪姫に出てきそうな立派なキノコも生えていました。

フィールドセンターには胎内神社という溶岩樹形の大きな洞窟を伴った神社があります。昔、富士山信仰として、富士山に登った人々がこの胎内神社を訪れ、胎内神社の洞窟を人体に見立てて、その洞窟を通り、生まれ変わって身を清めたとして、山頂を目指したという場所です。子どもたちの身も清められたでしょうか。

ホテルに到着。
西湖のほとりにある「ホテルくわるび」を利用させてもらいます。大きな体育館や会議室も備えた、とてもきれいなホテルです。食堂もとても広くてゆったりしています。

夕食後は、青木ヶ原樹海にヒメネズミの見学ナイトツアーに出かけました。雨もあがって、ラッキーでしたが、それだけでなく、ヒメネズミもばっちりと見ることができました。青木ヶ原の動物の環境について伺いながら、感動的な学習時間となりました。明日は、その青木ヶ原樹海を散策しながら学習を深めます。明日は晴天となりそうです。子どもたちにとって明日も楽しい学びとなると思います。