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4年生体験学習

4年生 三浦体験学校 一日目

梅雨の曇り空の中、三浦体験学校の開校式を行いました。
小学部に入って初めての宿泊学習ということもあって、
やる気に満ち溢れている子どもたち。元気よく挨拶して一日をスタートしました。

まずは副校長先生から、
①お世話になる方々に、しっかりとご挨拶をしましょう
②体験学校中、自分のことは自分でしましょう
③見学先では、よく話を聞きましょう
と三つのお話をしていただきました。
子どもたちも、副校長先生の方を向いてしっかりと話を聞いていました。

三浦体験学校への抱負を述べて、開校式を終えました。

見送りに来ていただいていたお家の方にしばしの別れを告げて、
バスは一路、三浦半島を目指します。
三浦体験学校は、社会の学習の一環として、三浦市の漁業・農業・観光業について、
体験を通して調べ、その土地に合った工夫を知ることが大きな目的です。

午前中最初の活動は、株式会社西松さんの冷凍庫見学(漁業)です。
買い付けてきた三崎マグロなどの魚を、−60度の超低温で保管しています。

細胞の活動を完全に停止できるといわれる−60度で保管することで、鮮度を保ったまま保管することができます。
濡れたタオルもたちまち凍りつく超低温の世界を体験した子どもたちは、「新鮮に保管するにはこれくらいの温度が必要なんだね。」と実感できたようでした。

午後は、ブロ雅農園さんで農業体験(農業)を行いました。

ブロ雅農園の鈴木さんは、11年間農業高校で教鞭を執った後、「野菜を育てるのが楽しい。もっと野菜のことを広く知ってもらいたい。」という想いのもと、実家の農園を継いで現在に至ります。収穫体験の前に、鈴木さんに講義をしてもらいました。

農園の名前の由来、自己紹介や育てている野菜についてお話をしていただきました。
中でも子どもたちが関心を持って聞いていたのは、ブロッコリーの珍しい品種についてです。
「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんは」と名付けられたブロッコリーの品種は、それぞれ「早生(わせ)」、「中生(なかて)」、「晩生(おくて)」と時期をずらして栽培されていることや、あわせて野菜の旬についても学びました。

講義の後は、いよいよ収穫体験です。
ハーブ、玉ねぎ、かぶを収穫しました。
中でもかぶは「野菜ガチャ」という、白蕪、赤蕪、紫蕪の3種類が植えられている畑で収穫しました。この日は20連まで無料。
ただし、食品ロスを防ぐため、食べられる範囲で収穫をしました。

収穫が終わったら、野菜カードをもらいました。
いろいろな種類の野菜をモチーフにしており、
子どもたちはどんなカードがあるか見せ合っていました。

農園の前で記念撮影をして、本日の体験学習は終了です。
これから宿泊先である、ホテル京急油壺 観潮荘に向かいます。

宿泊先であるホテルに到着です。
子どもたちは、先に1日の疲れを洗い流してから夕飯をいただきました。

この日のメニューは、
ハンバーグ、マグロカツ、お刺身です。
三崎マグロを美味しくいただきました。

外を見ると綺麗な夕焼けが広がっていました。
明日も雨の心配はなさそうです。