2年生授業紹介
2年生総合学習「サツマイモの収穫」
ずいぶんと秋らしいお天気の中、サツマイモの収穫を行いました。畑に植えたさつまいもは、猛暑と言われたこの夏の暑さにも負けず、畑からはみ出すほど、葉っぱが青々と茂り、地面が見えなくなっていました。
6月に植えたサツマイモの苗は,20cmほどの長さでした。「これがサツマイモの苗?」「枯れているみたい」といっていた苗も、大きく育ち、伸びに伸びた蔓は5~6mくらいあったのではないかと思います。絡み合って、取り除くのは大変。そこで、芋のつるや葉はあらかじめ担任が取り除き、子どもたちがいも掘りを楽しむことができるようにしておきました。
最初は、土の所に見える虫の幼虫に、キャーキャーいっていた子どもたちも、掘り始めてサツマイモの顔が見え始めてくると、もうそこからは「宝探し」気分。一心不乱に掘り進めました。「あった~!」「見て!こんなに大きいのがとれた!」一人でどんどん掘り進める子、「ちょっと、手伝って。」とお友だちと一緒に掘り進める子と様々。子どもたちはみんな大興奮でした。
一度だけみんなで雑草を抜きましたが、それ以降は夏休みに入り、自然に任せていただけのサツマイモは予想以上に立派に育っていました。一株から、たくさんのサツマイモが連なって出てくる状況に「まだ、続いている。どこまで掘ればいいの?」とびっくりしていました。子どもたちは汗だくになりながらも、一生懸命に土を掘っていました。その表情はとてもいきいきと輝いて見えました。
大きな物から小さな物まで大収穫の実りの秋となりました。収穫した芋を大、中、小のサイズごとに分けて、お土産としてお家に持ち帰りました。お家で収穫の喜びを感じながら味わってもらえたらと思います。
なかなか農業に触れる機会が少ない中、子どもたちが少しでも自分たちの食べているものがどのように作られているのかを知り、食に興味をもつきっかけになればと思います。
サツマイモの畑を覆いつくしていた蔓。その大量の蔓をムダにするのはもったいない。そこで、蔓を使って リースを作ることにしました。リース作りでは、芋蔓を丸くまとめて、その周りにさらに芋蔓を巻いていきます。子どもたちに巻き方を実践して見せ、いざ取り組むも、「どうやって巻けばいいの?」「簡単そうに見えたけど、意外と大変!」と苦戦している子も多く見られました。それでも、早く終わった子どもたちがお手伝いをしながら、助け合って何とかリースを作ることができました。
リースは、まだまだ完成ではありません。しばらく乾燥させて、飾りを付ける予定です。自然に囲まれ、四季折々の姿を見ることのできる小学部。これからさらに秋が深まり、イチョウの木々が色づいた頃に、学園の中で採ることのできるドングリや松ぼっくり、そして色とりどりの葉っぱ等を飾り、完成させたいと思います。