5年生体験学習行事
海の学校(5年生)
7月19日に、5年生は三浦市で「海の学校」を行いました。
小学部では例年5年生は臨海学校で遠泳に挑戦しますが、今年度はコロナの影響で臨海学校の開催をすることができませんでした。そこで、海に親しむ体験活動として三浦市での「海の学校」を日帰りで実施しました。
今回の校外学習の拠点として、三浦市にある「マホロバマインズ三浦」をお借りしました。ここを拠点とし、午前・午後を入れ替えて活動をしました。ホテル到着後、早速着替えを済ませ、海での海洋学習チームと、大漁旗チームに分かれました。
海洋学習チームは、講師に観音崎自然博物館の山田先生をお招きし、三浦の海の生き物を見たり、貝殻を拾ったりしました。「海で泳ぎたい!」と言っていた子どもたちでしたが、今回は膝までで我慢。
海に潜って生き物を見ることができない子どもたちの代わりに、山田先生が潜って生き物をとって見せて下さいました。
ハコフグやヒラメ、ホウボウ、ムラサキウニなど、たくさんの生き物を見せてもらい、「これは何ですか?」「すごい!」と大盛り上がりの子どもたちでした。一方、子どもたちは一生懸命カニや小魚を探しました。
時々現れるフナムシに、「ぎゃー!!」と叫び声を上げながらも、「先生、見て下さい!」「カニがとれた!」と楽しく生き物観察をしました。後半は、砂浜にたくさん落ちている貝殻拾いをしました。きれいな貝殻をふくろいっぱいに詰めていました。拾った貝殻は、夏休みに貝殻アートにする予定です。海での時間はあっという間。楽しい時間を過ごすことができました。
大漁旗は、三浦市の三富染物店の皆様に色の付け方を教えて頂きました。大漁旗とは、航海安全と大漁を祈願して新造船祝いに送られるもので、三富染物店は江戸時代から続いているのだそうです。事前に子どもたちが考えたデザインで下絵を描いて頂き、今回、子どもたちの手で色つけをしました。
見本の絵にクラスの合い言葉を入れたり、目標を入れたりするなど、各クラスで話し合って作ったこだわりの大漁旗です。自分たちが考えた下絵が描かれた大漁旗を見て、「すごい!」「かっこいい!」と子どもたち。色の付け方を教えて頂き、最初はおそるおそる色をつけていた子どもたちも、だんだんと大胆に色を塗っていました。
少しずつ色がつき、完成が近づいてくると、「なんか、色がつくともっとかっこいいね。」「このデザイン、良いかも!」とより楽しくなっていったようです。塗り終わった大漁旗を裏から見て、満足気な子どもたちでした。2学期になり、完成した大漁旗が学校に届くのが今から楽しみです。
お昼ご飯はマホロバマインズ三浦でカレーバイキングを頂きました。3種類のカレーと、ナン・ライスから自分の好きなものを食べました。お昼ご飯がカレーというだけでもわくわくする中、自分の好きなものを好きなだけ食べられるお昼ご飯、また久しぶりに(パーティションは立っていますが)友だちと対面で食べるお昼ご飯はとても美味しかったようです。とてもよく食べていました。
午後は、チームを入れ替えて活動をしました。楽しく過ごし、帰りのバスはお疲れの様子の子どもたちでした。
今回、海の学校を企画する上で、三浦市役所おもてなし課のみなさまにたくさんのご協力を頂きました。5年生の子どもたちにとって、楽しい夏の思い出ができました。