5年生
水俣病について学ぶ
5年生では社会科の学習で、公害について勉強しています。
【「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク】の田嶋さんをお招きして、水俣病について学ぶ会を開きました。
会場の視聴覚ホールには、たくさんの写真パネルが展示されていました。
水俣病の家族写真など、どの写真も見る人に多くのことを訴えてきます。
当時の記録動画が上映されると改めて「水俣病」の恐さを実感したようで、皆、口をとじて食い入るように画面を見つめていました。
田嶋さんに水俣病についての概要だけでなく、「水俣病」から私たちが何を学ばなければならないのか分かりやすく、熱く語って頂きました。
・食物連鎖という自然界のしくみと自然を守ることの大切さ
・人間の作り出した化学物質が胎盤を通じて赤ちゃんに悪影響を与えてしまうということの恐ろしさ
・事実を正しく知ることの大切さ
・患者やその家族から知る人の絆や希望
など、今私たちのまわりで起こっている原発事故の問題や中国の大気汚染の問題など、水俣病が過去のできごとではなく、今を生きる私たち自身の大きな問題であることが改めて感じられた会となりました。