やじりづくりに挑戦（６年生社会科）

６年生の社会科の時間に、「史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館」の学芸員さんを招いて、石器づくりの体験学習を行いました。

まずは、旧石器時代や縄文時代の人々がどのようなくらしをしていたのかを解説して頂きました。

旧石器時代と縄文時代の土器の特徴の違いや、使っていた石器の違いなどを写真や実物を見せて頂きながら分かり易く教えて頂くことができました。

教室での授業を終え、ホールに移動。いよいよ石器づくりに挑戦です。

石器の材料は黒曜石です。今回使った黒曜石は北海道から取り寄せたものだそうです。色が若干茶色いのが特徴です。

鹿の角を使って、黒曜石を少しずつけずっていきます。黒曜石はガラス質の固い岩石ですが、砕くようにけずって鏃（やじり）に加工していきます。

けずること１時間。自分の鏃の完成です。小さな鏃ですが、ここまでとがらせるのはなかなか大変でした。縄文時代の人々が、よい技術者だったことを実感できる授業でした。