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カルピスの研究員による特別授業

6年生1組・2組の両クラスの理科の授業に、カルピス相模工場から研究員をお呼びして特別授業をして頂きました。

まずは簡単なご挨拶。5人班の子どもたちに1人のスタッフの方がついてくれ、実験の内容などをくわしく説明してくれました。

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カルピスができるまでの行程を説明して頂きながら、原料の生乳と市販されている牛乳とを比較しています。色やにおい、味もくらべてみました。

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原料の生乳から、脱脂乳とバター(脂肪分)を分離して、脱脂乳をカルピスの材料にするそうです。実際に生乳から脱脂乳とバターを作るため、遠心分離器の代わりに自分の手で容器を振ります。

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降り続けること約5分。容器の中に白っぽい固まりができ始めました。この固まりがバターで、残りの液体が脱脂乳であることを説明されて子どもたちも驚いています。

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取りだした脱脂乳やバター、また脱脂乳に乳酸菌を入れたばかりのものなどのちがいをくらべてみます。いったい何がカルピスの味や風味をつくりだしているのでしょうか。そんなことを考えながら、ちょっと味見をしてみました。

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脱脂乳を乳酸菌が発酵することですっぱい物質ができ、それを酵母がさらに発酵することでカルピス独特の甘みがつくられるということお聞きし、ふだん気にもとめない小さな菌が世の中に役立っていることを知ることができました。

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また、カルピスをコップ一杯を飲むと、その中に60億の乳酸菌や酵母菌がいるとうことも教えて頂きました。最後はそんな不思議なカルピスと、自分たちで作ったバターをつけたこちらも発酵食品であるパンをいただきました。

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ふだん、あたりまえのように感じていることをじっくり調べてみると新しい発見がある。こういう見方をできることが理科の授業でつけたい力です。今回は、カルピスという身近な飲み物にも多くの生き物の力や働いている人のたくさんの苦労が詰まっているということを知ることができた授業となりました。