3年生体験学習
3年生 つなぐ手「手話は大切な言葉」
3年生つなぐ手は、手話の授業でした。5月になり難聴の方についてのお話を読んだり、手話の練習をしてきたりして、この授業に向けて準備を進めてきました。
今回の講師は、大学の谷先生です。そしてゲストとして、実際に耳に障害を抱えている3名の方と筆記通訳3名の方をお招きし、お話を伺うことができました。 初めの挨拶は、3組の代表二人が挨拶と手話でしました。ゲストの3名の方のお話では、突然耳が聴こえなくなることへの恐怖、困惑、自分の無力さ、補聴器を付けていることへの偏見など、今の私たちでは想像できないお話をしていただきました。それでも、多趣味があったことでできることがたくさんあったこと、困った時に周りの人が筆記や指文字・手話にとって、助けてくれたことなど、辛いというだけでなく感謝の気持ちや前向きな気持ちもお話ししていただいたことは、子どもたちにとっても驚きだったようです。 そして、横でサポートをされている筆記通訳の方の話も伺い、その重要性、役割の大変さ、人のために役立つことの尊さを実際に見て、感じることができました。
貴重なお話の後は、手話大使のキャラクター『やる気なし男』にも登場していただき、指文字じゃんけんを楽しみました。1組は「あ?お」の指文字の1つを出し、親と同じもの出した人の勝ちというゲームです。もうすっかり指文字はお手のものです。
休憩を挟んで、後半はクラスで実践です。実際に1人ひとりが自己紹介の指文字を披露し、ゲストの方に見ていただきました。1人ひとりに上手にできたとお褒めの言葉をいただき握手をしていただきました。最後はもう一度全体でホールに集まって、終わりの挨拶を代表児童が堂々としました。そして、練習していた1組のクラスソング「きみとぼくの間に」をプレゼントとして通訳付きで披露し、最後の台詞のところで、みんなで手をつなぎ大きな花を作りました。ゲストのみなさまも、とても嬉しそうにされていました。なかなかお話を伺うことのできない貴重なお話をたくさん話していただき、自分たちにとって関係のない世界ではなく、より身近なこととして感じることができました。街中などで不自由な方を見かけた時に、すっと優しく手を差し伸べられる、そんなさがみの子たちであってほしいと思いました。