4年生授業紹介
野菜には、ぴったりの季節があるんだね~4年生食育~
4年生で食育の授業がありました。教えて下さったのは、大学の子ども教育学科4年生の方々です。今回の食育のテーマは、「お野菜たんけん隊になろう」。主に、野菜の旬について教えて頂きました。野菜が苦手な子も、多くいるので「先生、今日の食育って、野菜食べる・・・?」と不安そうに聞いていた子たちもいました。
授業ではまず、「大根」「キャベツ」「さつまいも」「とうもろこし」の4つの野菜を観察しました。持ってみて、その重さを感じたり、叩いて音を聞いてみたり、においをかいでみたり、キャベツの葉をどんどん剥き、ちぎって音を聞いてみたり・・・子どもたちの「お野菜探検」は、いろいろな角度から一つひとつの野菜を見て、感じて、知ることでした。「とうもろこしの上の方に、ベビーコーンみたいなのがあるよ。」「ここ触ってみて、気持ちいいよ。」「キャベツの葉っぱちぎってみたら、いい音がしたの。」野菜まるまる一つをしっかりと観察してみると、初めて知ること、気付くこともたくさんあったようです。気付いたことを一つずつ書いた付箋で、用意してもらっていたプリントは、あっという間にいっぱいになり、「先生、見て!こんなに書けたよ!」と嬉しそうな子どもたちでした。大根を観察したグループは、配られた大根を見て、「先生、これは青首大根だね。だって細いし、上の方が黄緑色だから。」と話していました。三浦体験学校を前に勉強した三浦大根との違いをばっちり覚えていてくれました。 後半では、野菜には「旬」があるということ、旬の野菜には、栄養がたくさんあったり、美味しく食べられたりと良いことがたくさんあることを教えて頂きました。また、季節によって、旬の野菜には役割があり、例えば夏が旬の野菜は水分が多く、身体を冷やす役割があったり、冬の野菜には身体を温める役割があったりすることを知りました。その季節にあった、旬の野菜を食べることで、元気に過ごすことができることを学びました。
苦手な野菜がすぐに食べられるようになるか、と言えば、そう簡単なことではないのかもしれません。ですが、今回の授業を通して、「食べてみようかな。」「他の野菜はどうかな。」と野菜について興味をもつきっかけになれば良いなと思います。
児童の感想より
*野菜がどこで作られているかや、その地域の気候がどんななのかということを知りながら食べたい。
*味わって食べたい。授業で勉強したことを思い出して食べたい。野菜が、何月に育てられたのか調べてみたいです。
*野菜は、いろいろな工夫を重ねているから、野菜を丁寧に美味しく、感謝をこめて食べたいです。
*1回1回味わって、野菜の特徴をもっと調べながら食べたいと思います。
*旬の野菜をごはんに入れたり、その野菜を1回1回よくかんで食べたり味わって食べたいと思いました。
*旬のとき、美味しく栄養がたくさんある野菜を食べたいです。それぞれ、野菜がもっている本来の力をいただきたいです。