その他
5年生食育「いのちをいただく」
5年生のつなぐ手の授業で食育「いのちをいただく」という授業を行いました。神奈川県畜産技術センターの田邊さんと橋村さんをお招きし、「豚肉ができるまで」というテーマでお話をしていただきました。
最初に田邊さんから畜産についてのお話や、なぜ豚を家畜にしてきたのかというお話がありました。ヨーロッパには、「豚牛で、利用できないのは鳴き声だけ」ということわざがあるそうですが、そのことわざの通り、肉だけではなく、骨や血など、全ての部分を人間の生活に生かすことができるそうです。
お話を聞いた後、ホールに設置されたブースを自由に見学をしました。テキストにはクイズなども載っており、クイズの答えを考えながら、楽しく見て回りました。見学中、田邊さんと橋村さんが子ども達にブースの補足説明をしてくれました。
実寸の写真を使い、親豚の大きさを測っています。「おっきいな~。」授業の終わりに今回のプランには入っていなかった鶏の無精卵と有精卵を見せて頂くこともできました。たまたま孵化直前の雛鳥がいたようで、観察用に持ってきてくれました。それぞれの卵に光を当てると、違いが見えます。「何かいる!」「血管が見える。」見た目は同じでも全く中身が違う卵に、驚いていました。
今回の授業を通して、自分たちが何気なく食べているものの背景を考えることができました。「食べ物をもっと大切にしないとね。」「今までは意識していなかったけど、これからは感謝していきたいと思った。」という感想を子ども達が持ちました。「いのちをいただく」ことの意味を考えることができた、素敵な授業になりました。