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5年生

間近で見る、仕事の工夫  5年生社会科見学

 2月4日(月)に、日産車体湘南工場へ5年生が社会科見学に出かけました。
 2学期に、社会科の授業で、自動車について学習をしてきた子どもたち。廊下に掲示していた未来カーの設計図をはじめとして、社会科の中でもとても興味をもって取り組んだ単元でした。
 全体
 工場では、係の方のもと、子どもたちが車の調査員となり、見学を進めていきました。はじめに、ゲストホールで自動車が作られる工程や、日産車体湘南工場についての映像を見せていただきました。湘南工場で作られている自動車の多くが、外国で活躍する自動車であるということを知り、「なんかテレビで見たことある!」という声も挙がっていました。ゲストホールにある展示コーナーでは、工場の方の作業服や靴、道具などを実際に触らせて頂くことができました。くつ説明の際に、作業靴は安全に作業をすることができるように、靴の先に鉄の板が入っていて、物が落ちてきたり踏まれたりしても大丈夫なのだと聞き、履いてお互いに踏み合う様子も見られました。溶接見学ナットしめ
 工場見学のスタート地点へ行く途中に、完成した車をいくつか見ることができました。置いてある車の色は、ほとんど白。会社名が見やすくなるように、白や銀色を選ぶ会社が多いのだそうです。出荷前の自動車には、仮のナンバープレートがついているということも教えて頂きました。見学の入り口までは、2台のバスに分かれての移動をしていきました 工場内では、溶接部門と組み立て部門を間近で見ることができました。溶接部門では、溶接ロボットが作業をしているところと、人の手で作業をしているところの両方を見ました。溶接は、ロボットでの作業が8割だそうですが、きちんと溶接されているかどうかを、最後に確認をするのは人なのだそうです。すぐ目の前で動いている機械や、溶接で火花が散っている様子に、内心どきどきした子もいたようです。
 一方で組み立ての作業は、8割が人の手で行われていました。注文された通りに、たくさんの部品を取り付けていくこの工程では、作業しやすいようにたくさんの工夫がされていました。ボタン1つで、必要な部品を教えてくれる機械を、実際に触ることもでき、「すごい!」と驚いていました。また、2学期学習した際、なかなかイメージのしにくかった「ひもスイッチ」や「指示ビラ」は、工場内で呼ばれ方に少し違いはあったものの、実際に見てより詳しい説明を聞くことで、どのように使われているのかが分かった様子でした。見たことや、係のお話を一生懸命にメモしていた子どもたち 見学の最後には、お土産も頂き、大満足の様子でした。工場で仕事をしている方々の工夫や思いを教えて頂き、機械だけでは無く、「人」に焦点を当てて学ぶことができた社会科見学となりました。記念写真1

《お礼のお手紙より(抜粋)》
*今日はたくさんのことを学び、特に日産車体湘南のみなさんは、お客様の気持ちになって働いていることが分かりました。車を作るのも大変で、一人ひとりの気持ちがこもっているんだなと思いました。
*18個ついている吸盤で、部品を吸い付けて持ってくる、そうすることによって部品にキズをつけにくい。そういう工夫がされていてすごいと思いました。全然車に興味の無い私が、車に興味をもつようになりました。