2024年度のさがみの学び

探究的学びの飛躍

小学校に限らず、学校教育の中で得ることのできる知識や技能は、時代の変化とともにアップデートされ、時には必要のない情報に変わってしまうこともあります。そんな流れの早い時代に生きる子どもたちに、普遍的にもっていて欲しいものは「学びたい気持ち」と「学び方」や「学ぶ癖」です。絶えず流れる時代の中で、常に新しいものに興味をもち、先人の歩いた道のりを振り返り、そんな中でも自分らしさを見つける学ぶ姿勢を持ち続けてほしいとの願いで「探究の時間」があります。
「探究の時間」は、学習者が自ら課題を設定することが重要です。そして、その課題に対しての情報の収集と整理と分析を行い、周囲の人と意見の交換や協働活動をしながら学びを進め、最終的にまとめたものを発表する表現活動まで導いていく学習です。その中で、算数や国語、理科や社会など全ての教科で学習したことが有機的につながりをもち、相互がいかされていく学習が「さがみの探究学習」だと考えています。
そして、その様な学習を「探究の時間」の中だけで終わらせるのではなく、各教科の学習や学びの環境、行事・校外学習、人との出会いの場面などに、繋がっていくことを目指しているのが「さがみの学び」です。

例えば、国語の学びの時でも、日常生活でも、先生とのつながりの中でも、日々の生活の中で探究的な考えが生まれてくることを目指して、今年度は、この学習の場を高めることに力点をおき、探究的な学習を各教科でどのようにいかしていくことができるかについて、教育研究を深めていきます。