学びの柱②体験から学ぶ
子どもたちの成長に欠かせないのは、実際に体験をしたことから得られる学びや感動です。4年生から始まる宿泊体験学校や、全学年で行う運動会、相生祭、造形展などは、みんなで力を合わせることの楽しさや、困難を乗り越えたよろこびを共感できる大きな舞台となっています。
学校行事はよろこびと感動の舞台
小学部には、1年間を通してたくさんの学校行事があります。入学式に始まり、春の遠足、運動会、相生祭、造形展、English Festival、持久走大会、卒業式など、いずれも学校生活を彩るイベントで、子どもたちが主役となり計画を立て、連携や協力をしながら実行していきます。行事を企画運営する緊張感や達成感は、普段の生活では味わうことのできないものばかりで、大きな課題を乗り越えたよろこびや、それを成し遂げた感動は、子どもたちを成長させてくれる機会となっています。下級生と上級生がペアを組み、一緒につくりあげていく運動会の全校演技、相生祭で発表する合唱や劇、鼓笛パレードなど、多くのステージに立つ感動は心に深く刻み込まれ、何物にも代えがたい一生の宝物となっています。
体験学校で自然や歴史や文化を学ぶ
4年生から始まる宿泊をともなう校外学習は、子どもたちが自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、自然や歴史や文化の素晴らしさを学ぶことを大切にしています。4年生は三浦体験学校とEnglish Campに、5年生は臨海学校とスキー学校に、6年生は富士山自然体験学校と奈良・京都への修学旅行に出かけます。子どもたちは校外学習に対して、事前にしっかりと学習の目標を持ち、自然の素晴らしさや厳しさ、産業や文化、歴史の深さなどを実際に自分が経験することで成長していきます。校外学習で得られるたくさんの感動と体験は、子どもたちの心を豊かにし、小学部生活の大切な思い出となっています。さらに、5年生・6年生の希望者には、夏休みを利用したオーストラリアホームステイも実施しています。
自分の手で作物を植え、育て、いただく
学園の奥にある畑や水田では、大豆や麦、米などを子どもたちで育てています。
自分たちの手で種まきや田植えから始め、育て、収穫までを行うことを体験することに加え、収穫したものから、豆腐やうどんを作るところまで実際に体験します。
自分たちの手で育て、収穫し、調理していただくことは、食育の授業にもつながり、自然の恵みを学び、感謝する心を育んでいます。
教員の声「教室を飛び出して広大なフィールドへ」
「富士山には川がないのに、なぜ富士山の天然水を売っているのか?」ただ行くだけでは終わらない。子どもたちの興味を広げ、深めてから、実際に富士山に行きます。
その学びの過程は、是非、学校案内をお読みください。