今年度の新しい取り組み

私たち相模女子大学小学部は2024年度かわります

「毎日会いたい友だちがいる 毎日学ぶよろこびがある」へスクールコンセプトを変更 2学期制の導入 社会科の専科制

「毎日会いたい友だちがいる 毎日学ぶよろこびがある」へスクールコンセプトを変更

相模女子大学小学部は本年度から、スクールコンセプトに「毎日会いたい友だちがいる 毎日学ぶよろこびがある」を掲げています。これまでの「毎日会いたい友達がいる 毎日受けたい授業がある」から大きく進歩しました。
学校生活では“授業”という言葉を、子どもたちの学習時間やカリキュラムの意味としてよく使いますが、本校では、あくまでも、時間の枠組みを差すものでしかありません。
相模女子大学小学部の授業は、文字通りの教師が知識・技能を授ける時間ではなく、子ども自身が本来持ち合わせている自分の力を引き出して、その子の興味・関心や経験・体験から湧き起こる疑問に注目し、仲間と一緒に「なぜ」を追究していく、「子ども主体の学び」を深めていくことを私たちは目指しています。
そんな意味を込めて、今年度からスクールコンセプトをリニューアルしました。

2学期制の導入

今まで本校では1年を三つに分けて生活を行う3学期制で学校運営を行ってきましたが、2024年度から、1年を二つに分けて行う2学期制へ変更することにしました。
現在、日本では、3学期制の学校と2学期制の学校があります。教育内容や方法などを考慮して、各学校や地域にその判断が任されています。
本校では、昨年度、全教員でさまざまな観点から2学期制の是非について検討を重ね、その結果、2学期制が本校の教育内容や運営方法に適していると判断し、本年度から2学期制の実施に踏み切りました。
2学期制の実施に踏み切った重要な理由としては、「探究の時間への高い効果が見込まれること」です。
2学期制にすることで、前期は7~8月の長期夏休み期間を含む学期編成になります。長期間の休みが学期内にあることで、本校の中心的な学習である「探究の時間」を行うにあたり、学習が進めやすくなり、より大きな効果が期待できる点が挙げられます。
また、前期と後期の学習期間や時間数が均等化される点も、ゆったりとした学習方法の実践を通して、学習効果が高まると判断したことが主な理由です。
「人生を通した学びの入り口」として、小学校でも、長期的な学習期間での学習体験が必要とされており、今後の教育が目指していくべき、担うべき役割だと私たちは考えております。2学期制を導入することで、短期間での学習効果だけでなく、長期的な学習期間を確保していきながら、学びを深めていきます。

社会科の専科制

理科、音楽、図工、家庭科、体育、英語、プログラミングに続き、2024年度から、社会科が専科の授業に加わります。担任だけではなく、より多くの目で子どもたちの学びを支援し、学びの芽を育てていきます。また、総合の学習では総合担当の教員を配置し、担任が補助で授業に入ることにより、よりダイナミックで、活動的な学びの時間をつくることができるようになりました。
総合や社会科の授業は、国語、算数などで身につけた知識や感覚を実際に自分自身で試してみることのできる時間でもあります。失敗や思い通りにならないことが進歩への第一歩と考えて、今まで以上に子どもたちがチャレンジをくり返していけるような学びの場に変えていきます。