その他
ホームステイ4日目
オーストラリアに到着して3日目の朝を迎えました。今日もいいお天気に恵まれ、朝日が海に映えています。ペレジアンの小学校に登校してくる子どもたちの多くは、自家用車で送られてきます。自転車の登校も認められていて、自転車置き場があります。良く見るとスケートボード?もありました。校舎には、金属のルーバーやネットが多用され、通路部分は風通しが抜群です。日本のように凍える冬のある国では考えられない作りになっています。校舎の裏側には、原生林が広がっていました。木々も日本のように紅葉して葉を落とすことはないようです。子どもたちがバディと一緒に登校してきました。皆、元気です。「トランポリンをした」「カンガルーを見てきた」など、ホストファミリーも子どもたちが喜びそうなプログラムを作ってくれているようです。ホストファミリーに作って頂いたランチボックスの中身はこんな感じです。フルーツやスナックなど、このまま遠足に行けそうです。午前中の学習メニューは小学部の子どもたちのためのアボリジニアート体験です。
アボリジニの講師の方に来て頂いて、まず筒状になった木の楽器、ミューコーラーの演奏を聴きました。聞いたことのない、地の底から響いてくるような音楽です。唇を震わせ、息を吸う吐く両方ともが音になり不思議なメロディを奏でます。次に挑戦したのは、ブーメラン作りです。ブーメランなどに描かれているアボリジニのパターンは、単なる模様ではなく、物語りになっていることを教わりました。まずは白木のブーメランの下地作りです。休み時間、小学部の子どもたちも遊びの輪の中にいます。午前10時30分、オーストラリアの小学校には「モーニングティー」という軽食の時間があります。戸外の広場がモーニングティーを食べる場所になっていて、みんなそこに集まって家から持参したおやつを飲んだり食べたりします。小学部の子どもたちも輪の中に入っておやつを頂きました。モーニングティーの後は、ブーメランの仕上げです。自分で考えた「物語」を点描のパターンにして表します。アボリジニアートらしい楽しい雰囲気の作品が出来上がりました。絵の具が乾くと、ブーメランの飛ばし方を教えていただきました。うまく投げると、手元に旋回して戻ってきます。実際にやってみると、以外に難しくて投げたブーメランはなかなか戻ってきません。
昼食後、所属学級の午後の授業に参加しました。授業を受けている様子を見てみると、小学部の子どもたちは随分学校に溶け込んできたように感じられました。今日もこの後、ホストファミリーの家でホームステイです。