ホームステイ２日目

子どもたちを乗せた飛行機は無事にブリスベン空港に到着。ブリスベンと日本の時差は丁度１時間、いよいよオーストラリア生活の始まりです。空港に降り立つと地平線から朝日が昇り、真横から透明な空気を突き抜けたまぶしい光が子どもたちや搭乗機を照らしていました。オーストラリアは固有の動植物が多く、それらを守るために外国から持ち込まれるあらゆるモノが厳密に審査されます。そのために飛行機を降りて、預けた荷物を受け取るまでに１時間以上かかりました。空港では今回仲介のお世話をして下さっているBIAのスタッフが子どもたちを出迎えてくれました。一休みをした後、空港の外に待機していたバスに乗り込み、まず昼食場所に向かいました。バスの運転手さんに英語であいさつをすることも大事な勉強です。バスが動き始めると子どもたちは、機内での寝不足を取り戻すかのようにたちまち居眠りタイムに入りました。ブリスベンを出発したバスは、昼食場所のMooloolabaの海岸に到着。ここで少しの時間「休憩」です。
裸足になって砂浜に飛び出した子どもたちが驚いたのは砂の粒子の細かさです。手にすくってみるとさらさらとこぼれました。昼食は、海岸に面したレストランで、サンドイッチを食べました。レストランの回りには、野生の鳥がいました。これは「ブッシュターキー」という七面鳥の仲間です。腹ごしらえを終え、バスは明日から短期留学をするペレジアンの小学校に到着しました。正門で、昨年、一昨年と小学部に来校された校長先生が、温かく出迎えてくれました。校内は、昼休み中、トランクを押しながら控え室に移動する小学部の子どもたちは、注目の的！いろいろな声が、かかりました。日本語で「ハジメマシテ」というあいさつもたくさん聞かれました。校内を見学しながら、明日から所属する教室に順番に立ち寄りました。今回小学部の子どもたちは二人ずつ７つの学級に所属します。教室で授業しているクラスでは、クラス全員で自分たちのクラスに所属する二人を大歓迎してくれました。小学部の子どもたちも、一生懸命自己紹介をし、大きな拍手に包まれていました。
学校見学をした後、控え室で待っているとホストファミリーが次々と集まってきました。初めて顔を合わせる子どもとホストファミリー、これから７泊のホームステイの始まりです。