1年生体験学習行事
1年生社会科見学「多摩動物公園の昆虫園」
1年生の社会科見学は、東京都日野市にある多摩動物公園です。50haを超える世界屈指の広さを持ち、豊かな自然の中でたくさんの希少な動物たちがくらす日本有数の動物園です。
しかし、1年生の目的地は、正門を入ってすぐ右手にある昆虫園です。見学の1番の目標は、「虫と仲良しになる方法を学ぶこと」という何ともマニアックな社会科見学です。昆虫園でレクチャーをしてくださったのは、昆虫が専門の解説員さんです。講演のタイトルは「虫となかよし」。ナナフシ、オオカマキリ、コオロギ、森のオオゴキブリ、トノサマバッタ、カブトムシの幼虫という6種類の昆虫に対して、それぞれに適した触れ方を学ぶことがテーマです。
6種類の昆虫との接し方を教えてもらった後は、いよいよ実践です。「背中や頭の上など、自分の見えない所まで虫が行ったら、絶対に自分で取ろうとしてはいけません。そういう時は、近くのお友達に助けてもらってください。」というルールを守りながら、触れ合いに臨む1年生たち。始めは「ええ~怖い!」と言っていた子の中にも、「触れた!」と喜ぶ子が次々に出てきました。
虫が苦手という人は、大人でも多いです。1年生ぐらいの年齢の子どもたちは、触れ合いをすることで生き物に対する愛着や優しさを養うのにぴったりな時期なのかもしれません。また、そういう経験をこの時期にしておくことは、大人になってからも、命ある生き物に対する思いやりや責任感として、心の根っこに残るのではないかと思いました。