5年生学校生活
「図書館を使いこなそう」
読書が好きな児童は、図書館へよく行くのですが、外遊びが好きな児童は、なかなか図書館へ足が向かいません。5年生では、図書館の司書デアの先生から図書館の使い方について、5年生のレベルに合わせたお話をして頂きました。これをきっかけに本を借りる児童が増えたらいいなと思います。
まずは、図書館での過ごし方の確認。走らない、おしゃべりしない、寝転がらない。当たり前のことだけれど、出来ていない人がいるのも事実です。本を汚してしまった時や、破れてしまった時には、自分で直すのではなく、先生に報告すること。破れたところをよかれとセロテープで貼ってしまうと、セロテープが経年劣化で茶色くパリパリになり、紙ごと破れてしまいます。そうなると結局廃棄処分になってしまうので、専用のテープで直すようにします。図書館で地震があったら、どうするか。机の下に隠れるのはもちろんですが、読んでいる本、近くにある本を広げ、「頭を守る」が正解です。上から本が落ちてくることが予想できますから、頭を守ることが最優先です。
本1冊1冊にも住所があること、どこにどんなものがあるとわかっていると、探す時間が短縮できます。「図書館利用者の時間を短縮させましょう」ということで、十進分類法が採用されています。その分類表から自分の探したい本の場所をみつけ、本棚へ行くことができます。また、本の背表紙にあるラベルから、本の住所がわかるようになっています。こういったことを教えていただき、「どこにあるだろう」と適当に探し始めるのではなく、また「どこにありますか」とすぐ尋ねるのではなく、自分で探すことができるようになります。
授業の最後には、好きな本を1冊借りました。ちょっと時間が空くと、サッと本を取り出し、黙々と読書をする姿が多く見られるようになりました。図書館に行く時間を作ってあげれば、みんな本を読む、ということが分かったので、なるべく時間をつくりたいと思います。たくさん本を読み、「本は友達紹介カード」で、お友達にも勧めてほしいと思います。
「本は友達紹介カード」は、本が図書館にあるものならば、図書館にも、飾って下さるそうです。写真は昨年の6年生が書いたカードです。こうやって紹介カードが置いてある本は、やはり借りる人も多いそうです。紹介カードを読んで、それをきっかけに新たなに本を借りてくれる人が増えて、読書が盛んになるといいなと思います。