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2年生授業紹介飼育

やぎのうんちの秘密を探る(2年生 総合学習)

 2年生は、社会科見学で服部牧場を訪れ、ヤギについていろいろと教えていただきました。それを受けて、総合学習「バニラと仲良くなろう」でバニラ(ヤギ)の生態について学習を深めることになりました。
 子どもたちのバニラに対する思いも少しずつ変化しつつあります。1学期からお掃除を通してバニラと関わってはいましたが、3分の1くらいの子どもたちは、バニラに対して怖いという思いを抱えていました。
 でも、学習を通して目の仕組みなどを知ることで、「怖い」から「面白い!」に変わってきました。また、餌を食べる時には、目が回転するということを知り、さらに興味が湧いてきている様子。休み時間になると、バニラの所に行き、「先生、餌をあげたら、本当に目が回転してた!すごいね!」と確認する姿が見られました。

 子どもたちは、本当に様々な場面で面白いことをつぶやきます。お掃除の時によく聞かれる言葉が「うんち、いっぱい。バニラってどれだけうんちしているんだろう?」でした。

 そこで、そんな素朴な疑問を解決すべく、実際に数えてみることにしました。お昼のお掃除の時間に集めたうんちと朝のサークル掃除で集めたうんちを合わせて一日分のうんちを数えました。

子どもたちの予想は、「300くらい?」。算数の大きな数で勉強したように、たくさんの数を数えるために、10ずつのかたまりを作り、50個ずつビニール袋に入れていきました。各班に分けて数え、次々と集まるビニール袋。

「1000個超えた!」どんどん増えていくに従って、子どもたちはなぜか「バニラ、頑張れ!」「バニラ、頑張れ!」とバニラを応援し始めました。細かなうんちも「合わせたら1個分になるから!」と最後の最後まで頑張って数え、バニラは1日に2000個弱のうんちをしていることが分かりました。「そんなにうんちしているの?バニラ、すごい!」と、なぜかバニラを尊敬する子どもたち。

 うんちについて学習する中で、歩きながらうんちをすることも、うんちがコロコロの形をしていて、たくさんの量をすることも全て草食動物として生きるための知恵が詰まっていることを知りました。これからは、バニラの健康チェックの一つとして、うんちをしっかりと観察していきたいと思います。