5年生6年生新しい取り組み
美帆シボ先生をお招きして
10月19日(金)5年生と6年生が、本学客員教授である美帆シボ先生をお招きしてお話しを伺いました。
美帆シボ先生は、フランスと日本で広く平和運動に携わって、活躍してこられました。
子どもたちに、核の恐ろしさを分かりやすく伝えたいとアニメーションを作ることを考え、募金を募り、虫プロダクションと協力して「つるにのって」を完成させました。このアニメは、世界中で反響を呼び、NHKなどでも紹介されています。
子ども時代から、大学、そしてフランス人との結婚。そして平和運動の今日までの歩みなどを子どもたちにやさしく語りかけるように紹介してくれました。
1954年のビキニで水爆実験によって被爆した第5福龍丸のお話しでは、子どもたちも東北大震災の福島原発事故があっただけに、切実に実感を伴った問題として感じているようでした。
小学部では、国語で平和について考える教材を取り扱っています。また、小学部独自の学習「つなぐ手」では、志をもって社会で活躍する人を招いてお話しを聞く機会を設定しています。今日の美帆先生のお話は、それらの授業の一環です。
講演の中で、こんな画像も紹介して頂きました。パリで行われた原爆展です。
先生の平和運動へのきっかけは、フランス人のご主人の希望で見学した広島原爆記念館から始まります。
その後の、数々の講演会やアニメ制作、展覧会や出版物など地道な活動が世界中に広がりを見せ、今日に至っています。
「小さい頃は、体が弱くて乗り物にもすぐに酔ってしまい、外国に行くことなど想像もできなかった」という先生、子どもたちにとって「志をもって生きる生き方」に触れる貴重な時間となりました。