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3年生授業紹介

相手に気持ちを伝えるために つなぐ手「手話で伝える」(3年生)

4日(月)の午後のさがみタイムは、つなぐ手の手話の授業でした。3学期になり難聴の方についてのお話を読んだり、手話の練習をしてきたりして、この授業に向けて準備を進めてきました。DSCF2388のコピー今回の講師は、大学の谷先生です。DSCF2383のコピーそしてゲストとして、実際に耳に障害を抱えている3名の方と筆記通訳3名の方をお招きし、お話を伺うことができました。DSCF2365初めの挨拶は、学年の代表者が手話であいさつをしました。谷先生もゲストのみなさまも、しっかりとできていると感心されていました。DSCF2380のコピー
ゲストの3名の方のお話では、突然耳が聴こえなくなることへの恐怖、困惑、自分の無力さ、補聴器を付けていることへの偏見など、今の私たちでは想像できないお話をしていただきました。それでも、多趣味があったことでできることがたくさんあったこと、困った時に周りの人が筆記や指文字・手話にとって、助けてくれたことなど、辛いというだけでなく感謝の気持ちや前向きな気持ちもお話ししていただいたことは、子どもたちによっても驚きだったようです。そして、横でサポートをされている筆記通訳の方の話も伺い、その重要性、役割の大変さ、人のために役立つことの尊さを実際に見て、感じることができました。DSCF2407のコピー貴重なお話の後は、手話大使のキャラクター『やる気なし男』にも登場していただき、指文字じゃんけんを楽しみました。あ?おの指文字の1つを出し、親と同じもの出した人の勝ちというゲームです。もうすっかり指文字はお手のものです。
休憩を挟んで、後半はクラスで実践です。DSCF2428のコピー実際に1人ひとりが自己紹介の指文字を披露し、ゲストの方に見ていただきました。1ヶ月かけて練習した成果を、まずまず披露できたと思います。DSCF2482のコピー上手にできたとお褒めの言葉をいただいたと同時に、もっと胸の前で手を動かした方がわかりやすい、途中で目を逸らしてしまうと最後まで伝わらない、ゆっくり文字を表現した方が伝わりやすいなど、的確なアドバイスをいただきました。アドバイスいただいたことを意識して2回目に挑戦すると、素人目から見ても先ほどよりもはっきりと表現することができていました。DSCF2504のコピー最後はもう一度全体でホールに集まって、終わりの挨拶と練習していた「きみとぼくの間に」をプレゼントとして通訳付きで披露しました。ゲストのみなさまも、とても嬉しそうにされていました。
なかなかお話を伺うことのできない貴重なお話をたくさん話していただき、自分たちにとって関係のない世界ではなく、より身近なこととして感じることができました。
街中などで不自由な方を見かけた時に、すっと優しく手を差し伸べられる、そんなさがみの子たちであってほしいと思いました。