【管理栄養学科】イトーヨーカドーアリオ葛西店にて江戸川区並びに株式会社イトーヨーカ堂との産学官連携による食環境整備を目的とした食育イベントを開催しました
2024年8月23日
「頑張るあなたを!応援弁当」(店舗及び期間限定販売、現在は終了しています)
8月10日(土曜日)・11日(日曜日)の二日間にわたり、イトーヨーカドーアリオ葛西店にて、本学栄養科学部管理栄養学科及び江戸川区並びに株式会社イトーヨーカ堂との産学官連携による食環境整備を目的とした食育イベントを開催しました。
この取り組みは、「江戸川区食育推進計画(第2次)」における施策の1つである「Edogawaまいにちごはん」を推進するため、2023年9月に本学、江⼾川区並びにイトーヨーカ堂の3者で立ち上げた食環境整備事業「E.I.S(イース)健康弁当プロジェクト」によるもので、本プロジェクトの構築と実施及び評価、健康弁当の開発を、これまで20年近く「江戸川区食育推進連絡会」のアドバイザーとしてかかわっている本学栄養科学部管理栄養学科の吉岡有紀子教授が中心となって行いました。そして、本プロジェクトの企画・運営と普及啓発を江戸川区が、開発された健康弁当の商品化と販売をイトーヨーカ堂が行い、栄養科学部管理栄養学科の学生がレシピを考案、イトーヨーカ堂も交えた複数回にわたる試食・評価会を経て、2024年5月に健康弁当の開発を完了しました。
今回開発された「頑張るあなたを!応援弁当」は、江戸川区の姉妹都市であるハワイ州ホノルル発祥の料理「ロコモコ」を主菜とし、ロコモコにかかる”小松菜ソース”は、小松菜が江戸川区の特産品であることに着目した本学学生考案のオリジナルレシピで、江戸川区内で収穫された小松菜を使用して作られました。1食あたりの食塩摂取量を3g未満に抑えた、質も量もバランスがよいメニュー構成となりました。
この「頑張るあなたを!応援弁当」は、8月7日(水)〜13日(火)の期間で、イトーヨーカドーアリオ葛⻄店及びイトーヨーカドー⼩岩店で限定販売され、販売目標の500食をみごと達成し、各店舗から驚きの声をいただきました。販売期間中の8月10日(土曜日)・11日(日曜日)には、「お弁当の秘密を解き明かそう!」と題して、本学管理栄養学科の学生が、弁当開発関係者と協力の下、このお弁当に込められた想いやバランスのよい一食であることなどについて参加者が一緒に楽しめる食育イベントを、イトーヨーカドーアリオ葛西店で開催しました。各日3回実施された食育イベントでは、小さいお子様からご年配の方々まで幅広い世代のたくさんの方々にご参加いただき、江戸川区の特産であり、今回の「頑張るあなたを!応援弁当」にもふんだんに使われている小松菜に関することや、今回開発された「頑張るあなたを!応援弁当」で使われている「3・1・2弁当箱法」(©NPO法人食生態学実践フォーラム)についてなど、○×クイズ形式で楽しく学んでいただきました。
江戸川区は、生活習慣病(糖尿病や高血圧、脂質異常症など)の有病率が東京都の平均より高く、そのリスク要因である食生活において、食塩摂取量の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足といった心配があることがわかっています。また、中食(調理済食品)の利用でも、東京都の平均に比べ頻度が高い区民が多い傾向があります。
今回開発した健康弁当は、単なる商品開発ではなく、手に取ったお弁当を楽しく食べていただくことで、無理なく自分に合った量と栄養素などの質を満たすことで、区民の行動変容を促し、前述の江戸川区の課題解決につなげることを目的にしています。
今回の「頑張るあなたを!応援弁当」の販売に先駆け、2024年7月31日に、本学は、江戸川区並びに株式会社イトーヨーカ堂との産学官連携により、江戸川区食育推進計画に基づく食環境整備事業「E.I.S(イース)健康弁当プロジェクト」の連携協定を締結しました。
江戸川区役所で行われた協定締結式では、田畑雅英学長から、「区民の皆様が食を楽しんでいただけるように、相模女子大学の学生たちがそれぞれの発想力を生かして商品化が実現しました。告知用ポスターやチラシも学生が作成したものになりますので、ぜひご覧ください」と、本プロジェクトへ携わった学生たちの思いが述べられました。また、斉藤猛江戸川区長からは「産学官の知恵をしぼったお弁当を通じて、区民の食環境整備をこれからも進めていきます」とのコメントがあり、荒谷一徳株式会社イトーヨーカ堂取締役執行役員販売事業部長からは「これからも区民の皆様の食環境整備のため、商品開発や販売場所の提供を通じ、地域課題の解決に貢献して参ります」とのコメントがありました。
協定締結式の後は試食会が行われ、吉岡教授から、「お弁当の基本コンセプトは『おいしそう!と手に取ったお弁当を楽しく食べたら、なんと食事の量も質も味もぴったりであることを体感できる』としています。あえて“健康”や“ヘルシー”を前面には出さず、メインターゲットである30代前後の女性が気軽に感じながらも、1食分のエネルギーや栄養素の目標量を満たしたお弁当になっています。このお弁当を通して、区民の皆様が、これからの食生活の中で無理なく楽しく、自分にぴったりの量と質の食事を召し上がる頻度が高まるといった行動変容のきっかけになってほしいと考えています。」とのコメントがありました。
「頑張るあなたを!応援弁当」は、8月24日に開催されるオープンキャンパスにて、200食限定で受験生や同行者の方々へのご提供が予定されています。
管理栄養士や栄養士、食に関する職業を目指す受験生の方々は、この機会にぜひご来場いただき、ご賞味ください。
この取り組みは、「江戸川区食育推進計画(第2次)」における施策の1つである「Edogawaまいにちごはん」を推進するため、2023年9月に本学、江⼾川区並びにイトーヨーカ堂の3者で立ち上げた食環境整備事業「E.I.S(イース)健康弁当プロジェクト」によるもので、本プロジェクトの構築と実施及び評価、健康弁当の開発を、これまで20年近く「江戸川区食育推進連絡会」のアドバイザーとしてかかわっている本学栄養科学部管理栄養学科の吉岡有紀子教授が中心となって行いました。そして、本プロジェクトの企画・運営と普及啓発を江戸川区が、開発された健康弁当の商品化と販売をイトーヨーカ堂が行い、栄養科学部管理栄養学科の学生がレシピを考案、イトーヨーカ堂も交えた複数回にわたる試食・評価会を経て、2024年5月に健康弁当の開発を完了しました。
今回開発された「頑張るあなたを!応援弁当」は、江戸川区の姉妹都市であるハワイ州ホノルル発祥の料理「ロコモコ」を主菜とし、ロコモコにかかる”小松菜ソース”は、小松菜が江戸川区の特産品であることに着目した本学学生考案のオリジナルレシピで、江戸川区内で収穫された小松菜を使用して作られました。1食あたりの食塩摂取量を3g未満に抑えた、質も量もバランスがよいメニュー構成となりました。
この「頑張るあなたを!応援弁当」は、8月7日(水)〜13日(火)の期間で、イトーヨーカドーアリオ葛⻄店及びイトーヨーカドー⼩岩店で限定販売され、販売目標の500食をみごと達成し、各店舗から驚きの声をいただきました。販売期間中の8月10日(土曜日)・11日(日曜日)には、「お弁当の秘密を解き明かそう!」と題して、本学管理栄養学科の学生が、弁当開発関係者と協力の下、このお弁当に込められた想いやバランスのよい一食であることなどについて参加者が一緒に楽しめる食育イベントを、イトーヨーカドーアリオ葛西店で開催しました。各日3回実施された食育イベントでは、小さいお子様からご年配の方々まで幅広い世代のたくさんの方々にご参加いただき、江戸川区の特産であり、今回の「頑張るあなたを!応援弁当」にもふんだんに使われている小松菜に関することや、今回開発された「頑張るあなたを!応援弁当」で使われている「3・1・2弁当箱法」(©NPO法人食生態学実践フォーラム)についてなど、○×クイズ形式で楽しく学んでいただきました。
江戸川区は、生活習慣病(糖尿病や高血圧、脂質異常症など)の有病率が東京都の平均より高く、そのリスク要因である食生活において、食塩摂取量の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足といった心配があることがわかっています。また、中食(調理済食品)の利用でも、東京都の平均に比べ頻度が高い区民が多い傾向があります。
今回開発した健康弁当は、単なる商品開発ではなく、手に取ったお弁当を楽しく食べていただくことで、無理なく自分に合った量と栄養素などの質を満たすことで、区民の行動変容を促し、前述の江戸川区の課題解決につなげることを目的にしています。
今回の「頑張るあなたを!応援弁当」の販売に先駆け、2024年7月31日に、本学は、江戸川区並びに株式会社イトーヨーカ堂との産学官連携により、江戸川区食育推進計画に基づく食環境整備事業「E.I.S(イース)健康弁当プロジェクト」の連携協定を締結しました。
江戸川区役所で行われた協定締結式では、田畑雅英学長から、「区民の皆様が食を楽しんでいただけるように、相模女子大学の学生たちがそれぞれの発想力を生かして商品化が実現しました。告知用ポスターやチラシも学生が作成したものになりますので、ぜひご覧ください」と、本プロジェクトへ携わった学生たちの思いが述べられました。また、斉藤猛江戸川区長からは「産学官の知恵をしぼったお弁当を通じて、区民の食環境整備をこれからも進めていきます」とのコメントがあり、荒谷一徳株式会社イトーヨーカ堂取締役執行役員販売事業部長からは「これからも区民の皆様の食環境整備のため、商品開発や販売場所の提供を通じ、地域課題の解決に貢献して参ります」とのコメントがありました。
協定締結式の後は試食会が行われ、吉岡教授から、「お弁当の基本コンセプトは『おいしそう!と手に取ったお弁当を楽しく食べたら、なんと食事の量も質も味もぴったりであることを体感できる』としています。あえて“健康”や“ヘルシー”を前面には出さず、メインターゲットである30代前後の女性が気軽に感じながらも、1食分のエネルギーや栄養素の目標量を満たしたお弁当になっています。このお弁当を通して、区民の皆様が、これからの食生活の中で無理なく楽しく、自分にぴったりの量と質の食事を召し上がる頻度が高まるといった行動変容のきっかけになってほしいと考えています。」とのコメントがありました。
「頑張るあなたを!応援弁当」は、8月24日に開催されるオープンキャンパスにて、200食限定で受験生や同行者の方々へのご提供が予定されています。
管理栄養士や栄養士、食に関する職業を目指す受験生の方々は、この機会にぜひご来場いただき、ご賞味ください。
当日の食育イベントの様子
当日限定で特別ブースも設置されました
2024年7月31日に江戸川区役所で行われた協定締結式の様子
写真は本学の田畑雅英学長(向かって左端)、⻫藤猛江戸川区長(中央)、荒谷 一徳株式会社イトーヨーカ堂 取締役執行役員販売事業部⻑(向かって右端)