【表彰】生活デザイン学科とメディア情報学科の学生が「第19回ACジャパン広告学生賞」において、優秀賞、奨励賞を受賞しました
2023年5月23日
「第19回ACジャパン広告学生賞」において、新聞広告部門で生活デザイン学科の学生が制作した公共広告が優秀賞を、同時にテレビCM部門でメディア情報学科の学生3名の共作によるCMが奨励賞を受賞しました。
新聞広告部門:優秀賞(生活デザイン学科)
今年もコロナ禍の中、全国の美術大学や一般大学から、660点の作品が集まりました。その中から一次・二次・最終選考と審議が繰り広げられ、厳正な選考の結果、生活デザイン学科3年生の齋藤夕夏さんが優秀賞を受賞しました。
昨年の優秀賞受賞に続いて、本学の学生が4年連続で優秀賞を受賞しました。
この「ACジャパン広告学生賞」は、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立されました。学生ならではの視点や発想が選考のポイントとなっているもので、齋藤さんの作品『子供が負うには重すぎる責任』は「ヤングケアラー」をテーマにした作品です。
「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子供のことです。その生活が“当たり前”で、自身が「ヤングケアラー」という認識がない子どもも少なくありません。実態を調べていくと進学や就職の際に家族か人生かの選択にまで及んでいるということもあります。その様な実態をまずは知ってほしいという思いで作成されました。齋藤さんの作品にはランドセルを背負った一見ごく普通に見かける小学生の姿が描かれていますが、よく見ると夕食時の買い物を想像させるモチーフが描かれています。子供のちょっとした変化や負担に気づいてほしいという表現が公共広告として高く評価されました。
*画像はクリックすると拡大します。
昨年の優秀賞受賞に続いて、本学の学生が4年連続で優秀賞を受賞しました。
この「ACジャパン広告学生賞」は、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立されました。学生ならではの視点や発想が選考のポイントとなっているもので、齋藤さんの作品『子供が負うには重すぎる責任』は「ヤングケアラー」をテーマにした作品です。
「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子供のことです。その生活が“当たり前”で、自身が「ヤングケアラー」という認識がない子どもも少なくありません。実態を調べていくと進学や就職の際に家族か人生かの選択にまで及んでいるということもあります。その様な実態をまずは知ってほしいという思いで作成されました。齋藤さんの作品にはランドセルを背負った一見ごく普通に見かける小学生の姿が描かれていますが、よく見ると夕食時の買い物を想像させるモチーフが描かれています。子供のちょっとした変化や負担に気づいてほしいという表現が公共広告として高く評価されました。
*画像はクリックすると拡大します。
■斎藤さんのコメント
「子供が負うには重すぎる責任」
ニュース番組で耳にするまで意味も知らずにいた「ヤングケアラー」。 この作品を見た人が現状を知り、考えるきっかけになればと思い制作しました。 家族のケアに伴う責任は大人が担うべき重たいものであるはずなのに、 小さな子供でもその責任を負わねばならない。その責任を子どもにとって重たいものであるランドセルをモチーフとして取り入れることで表現しました。
下校中と思われる子どもがネギの入った袋を持っていることに違和感を感じ、「はっ」と気づくものがあってほしいです。
「子供が負うには重すぎる責任」
ニュース番組で耳にするまで意味も知らずにいた「ヤングケアラー」。 この作品を見た人が現状を知り、考えるきっかけになればと思い制作しました。 家族のケアに伴う責任は大人が担うべき重たいものであるはずなのに、 小さな子供でもその責任を負わねばならない。その責任を子どもにとって重たいものであるランドセルをモチーフとして取り入れることで表現しました。
下校中と思われる子どもがネギの入った袋を持っていることに違和感を感じ、「はっ」と気づくものがあってほしいです。
テレビCM部門:奨励賞(メディア情報学科)
テレビCM分野においても参加学校数・応募作品数が過去最多となり、総数302点の作品が集まりました。その中から、メディア情報学科4年生の吉田蘭世さん、齋田花凜さん、中川由恵さんの共作による個人情報をテーマにしたCM「言ってないつもりでもバレてますよ」がテレビCM部門で奨励賞を受賞しました。
■吉田蘭世さんのコメント
スマートフォンは常に私達の日常と共にあります。スマートフォンなしでは生きることができない世の中と言っても過言ではありません。写真を撮る、電話をする、メッセージを送る、検索する、友達や知らない人とも繋がることができる……。
しかしこの便利な機械は意図せず様々な情報を発信しています。1つの文章、1枚の写真を注意深く投稿しているつもりでも、それらの投稿はあなた自身を雄弁に物語ります。
何でもできる便利で身近な機器だからこそ忘れてしまっているその危険性について、改めて考えてほしいというメッセージを込めました。
■吉田蘭世さんのコメント
スマートフォンは常に私達の日常と共にあります。スマートフォンなしでは生きることができない世の中と言っても過言ではありません。写真を撮る、電話をする、メッセージを送る、検索する、友達や知らない人とも繋がることができる……。
しかしこの便利な機械は意図せず様々な情報を発信しています。1つの文章、1枚の写真を注意深く投稿しているつもりでも、それらの投稿はあなた自身を雄弁に物語ります。
何でもできる便利で身近な機器だからこそ忘れてしまっているその危険性について、改めて考えてほしいというメッセージを込めました。
■指導担当 金相賢講師(当時)のコメント
本作品はメディア情報学科の専門科目である「広告制作演習」でチームを組んで完成されたものです。スマートフォンやインターネットの普及により、誰でも簡単に写真などのSNSに個人情報を載せられる「時代性」や、写真情報から個人が特定されるまでを編集テクニックを使って表現したことが高く評価されたと思います。おめでとうございます。
本作品はメディア情報学科の専門科目である「広告制作演習」でチームを組んで完成されたものです。スマートフォンやインターネットの普及により、誰でも簡単に写真などのSNSに個人情報を載せられる「時代性」や、写真情報から個人が特定されるまでを編集テクニックを使って表現したことが高く評価されたと思います。おめでとうございます。