【子育て支援センター】2021年度講演会「東日本大震災から10年:次は私たちの番だからこそ」を開催しました
2021年10月21日
2021年度相模女子大学子育て支援センター講演会
「東日本大震災から10年:次は私たちの番だからこそ」を開催しました
東日本大震災被災者からの生の声を聴いて
「東日本大震災から10年」と題した今回の講演会、折も折、前々夜(10月7日)に起きた震度5強レベルの地震により、幸か不幸か副題の「次は私たちの番だからこそ」が、奇妙なリアリティを持ってしまいました。大災害は、誰にでも・どこにでも・いつでも起こり得るのです。
東日本大震災関連の報道・追悼番組があふれた今春、その視線の多くは、オトナや老人たちに注がれていたように思います。しかし、実際はあの時、私たちの予想以上に多くの子どもたちが被災者や犠牲者になっていたのです。
講師である伊藤さんが語った逸話で最も深く心に刺さったのは、あの震災で子どもを亡くした父母が、わが子が遊んでいた玩具を子育て支援センターに寄贈してくれた話です。亡くなった子どもの魂が、来世でどうか平穏でいられるようにと祈りました。
また、今夏の東京オリンピック・パラリンピックに「復興」がスローガンとされたことについて、現地の方々の多くは、むしろ「これで見捨てられた」との思いを持ったという話にも、「目から鱗」の思いがしました。そして、第三者による「独り善がり」的なボランティア活動に対する自戒の念も新たにしました。
(久保田 力・子ども教育学科教授)
東日本大震災関連の報道・追悼番組があふれた今春、その視線の多くは、オトナや老人たちに注がれていたように思います。しかし、実際はあの時、私たちの予想以上に多くの子どもたちが被災者や犠牲者になっていたのです。
講師である伊藤さんが語った逸話で最も深く心に刺さったのは、あの震災で子どもを亡くした父母が、わが子が遊んでいた玩具を子育て支援センターに寄贈してくれた話です。亡くなった子どもの魂が、来世でどうか平穏でいられるようにと祈りました。
また、今夏の東京オリンピック・パラリンピックに「復興」がスローガンとされたことについて、現地の方々の多くは、むしろ「これで見捨てられた」との思いを持ったという話にも、「目から鱗」の思いがしました。そして、第三者による「独り善がり」的なボランティア活動に対する自戒の念も新たにしました。
(久保田 力・子ども教育学科教授)
開催日 | 2021年10月9日(土曜日)ZoomによるWEB配信 |
講師 | いとう ちさこ氏(NPO法人せんだいファミリーサポート・ネットワーク/代表理事) |
[子育て支援センター]