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栄養科学研究科



より深く学びたい人のために
長年にわたって栄養士や管理栄養士を社会に送り出してきた本学がそのノウハウを結集し、設置したのが大学院「栄養科学研究科 栄養科学専攻博士前期課程および博士後期課程」です。栄養学と医学・生物科学・食品科学などの成果をシンクロさせたカリキュラムで、細胞分子レベルにまでおよぶ学習・研究体制を実現。生命科学の視点で、健康の保持・増進および疾病の予防や治療に貢献するスタッフとしての「栄養の専門家・研究者」を養成します。拠点となるマーガレット本館には、講義室や自習室を設置。5号館の共同実験室にはリアルタイムPCR機器や高速液体クロマトグラフィー、呼気代謝測定装置などを設置して、幅広い実験に対応しています。また、カリキュラム内容に合わせて図書、学術雑誌、視聴覚資料、電子ジャーナル、データベースなども配備。医学・薬学系、自然科学系、栄養学系、食品化学系、農学系など、生命科学関連の国際的な電子ジャーナルを閲覧できる環境も整備されています。

栄養科学研究科の意義・特色

■専門職大学院ではなく大学院なので、専門知識や技術の習得ではなく、研究を通して課題解決方法を習得することを目指します。
■栄養教諭一種免許を取得している人は科目履修により栄養教諭専修免許を取得することができます。
■大学での学びを深めたい、キャリアアップを目指したい方を支援します。

教育領域・教員紹介

大学院担当教員の教育領域

◎:研究指導および講義を担当します
○:研究指導補助および講義を担当します
*指導教員および研究内容の詳細についてはご相談ください
教育領域 教員名 専門分野 研究テーマ 前期課程 後期課程
栄養生理 奥村 裕司
教授
生化学(酵素学) タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)・プロテアーゼ阻害剤・病態形成(ウイルス感染症・アレルギー疾患)
黒岡 尚徳
教授
生化学 栄養シグナル・遺伝子発現・転写因子
笹田 周作
教授
運動生理学 運動の中枢性疲労・歩行の運動制御・反射・運動習慣の改善
樋川 直司
教授
神経科学 神経免疫・味覚・感性計測
柳沢 香絵
教授
スポーツ栄養 ジュニアアスリート・冬季スポーツの栄養・運動時の水分補給
吉田 明日美
専任講師
応用健康科学 健康維持・増進のための食事、身体活動・運動、音楽の関わり
病態栄養 嶋田 昌子
教授
内科学・代謝学 脂質異常症・肥満症・糖尿病・骨・軟骨代謝・メタ解析
吉野 陽子
教授
応用栄養学 口腔内環境・唾液分泌・咀嚼機能・高齢者と栄養
望月 弘彦
准教授
臨床栄養学 栄養サポートチーム(NST)・摂食嚥下障害・経腸栄養・在宅栄養管理・多職種連携
水上 由紀
教授
臨床栄養学 適正飲酒の普及・ライフスキル・低栄養予防
今井 敦子
専任講師
臨床栄養学 臨床栄養管理・栄養食事指導・糖尿病療養支援
保健栄養 落合 裕隆
教授
公衆衛生学 食習慣・肥満・疾病予防・疫学研究・健康関連ビッグデータ
片平 理子
教授
調理学 調理科学・調理と健康・食育・放課後児童クラブ(学童保育)
榎本 ヒカル
教授
住居学 温熱環境・安全、衛生、快適な室内環境条件・環境が人間に及ぼす物理的影響・住生活
吉岡 有紀子
教授
栄養教育論 栄養教育・食育・行動科学・子どもの食事・栄養教育・食育プログラム開発・食育教材
猿倉 薫子
准教授
栄養教育 公衆栄養・栄養教育・食育・食事調査法・子ども
縄田 敬子
准教授
給食経営管理分野 給食・栄養管理・食環境
食品栄養 大荒田 素子
教授
食品学 不規則な食生活・乱れた食生活・生体に及ぼす油脂の影響
鶴﨑 美徳
教授
食品学 ファイトケミカル・ニュートリゲノミクス・エピジェネティクス
山田 とし子
教授
食品衛生学 食の安全・食品添加物・農薬・環境汚染物質・生体影響
坂野 麻里子
准教授
食品機能学 健康長寿・高血圧・ビタミンK・フライ油

栄養生理領域

研究テーマ
*詳細は各教員名をクリックしてください
  • ヒト由来膜結合型プロテアーゼの生理機能と病態形成機構の解明に関する研究 【奥村 裕司
  • プロテアーゼ阻害栄養素(阻害因子)を基盤とした疾病予防・治療に関する研究 【奥村 裕司
  • 食品成分と細胞の分化に関する研究 【黒岡 尚徳
  • 味覚メカニズム及び食の学習と脳内メカニズムに関する研究 【樋川 直司
  • 特殊環境におけるスポーツ活動時の栄養補給に関する研究 【柳沢 香絵
  • ジュニアアスリートの栄養補給に関する研究 【柳沢 香絵
2023年度開催セミナー
過去に開催されたセミナー
■2021年度

病態栄養領域

研究テーマ
*詳細は各教員名をクリックしてください
  • 骨粗しょう症におけるエピジェネティック修飾に関する研究 【嶋田 昌子
  • 生活習慣病に関する基礎及び臨床的研究 【嶋田 昌子
  • 口腔環境の改善を目的とした基礎及び臨床的研究 【吉野 陽子
  • NST(栄養サポートチーム)活動の現状に関する研究 【望月 弘彦
  • 栄養療法による各種栄養評価指標の変化に関する研究 【望月 弘彦
  • 嗜好品の過剰摂取による生活習慣病への影響 【水上 由紀
  • 臨床栄養管理及び栄養食事指導に関する研究【今井 敦子
  • 母体の栄養環境が出生子に及ぼす影響に関する研究【今井 敦子

2024年度開催セミナー
過去に開催されたセミナー
■2023年度
■2022年度
■2021年度

保健栄養領域

研究テーマ
*詳細は各教員名をクリックしてください
  • 食習慣と健康との関連に関する観察研究【落合 裕隆
  • 健康関連ビッグデータを活用した疾病予防に関する疫学研究【落合 裕隆
  • 生活環境における物理的因子が健康に及ぼす影響に関する研究 【榎本 ヒカル
  • 行動科学理論に基づいた栄養教育・食育に関する実践的研究 【吉岡 有紀子
  • 栄養・食生活と健康との関連に関する研究 【猿倉 薫子
  • 給食施設における栄養管理に関する研究 【縄田 敬子
2023年度開催セミナー
過去に開催されたセミナー
■2022年度
■2021年度

食品栄養領域

研究テーマ
*詳細は各教員名をクリックしてください
  • 現代人の乱れた食生活が生体機能におよぼす影響 【大荒田 素子
  • 食品に含まれる機能性成分による遺伝子に与える影響 【鶴﨑 美徳
  • 農薬や食品添加物等食品関連化学物質の生体影響に関する研究 【山田 とし子
  • 食品の加工に伴う栄養機能の変化に関する研究 【坂野 麻里子
  • 健康長寿に関わる食事要因と遺伝要因に関する研究 【坂野 麻里子
2023年度開催セミナー
過去に開催されたセミナー
■2022年度
■2021年度

お問い合わせ

上記以外の研究テーマでも指導可能な場合があります。
まずは、メールにてお問い合わせください。
E-mail:eiyoukagaku(アットマーク)star.sagami-wu.ac.jp

修了生からのメッセージ

他分野の先生方とも関わり、多角的な視点で研究

上條 悠さん
博士前期課程修了

大学院進学の動機は大学入学前からの夢であったスポーツ栄養士になることでした。就職し、管理栄養士を取得した後、スポーツ栄養士になるためにはどうしたらよいかを卒業研究の指導教員に相談したところ、大学院で専門性を高めることを勧められて進学を決意しました。大学院での研究は、スポーツ現場で発生する熱中症を食事の面から予防できないかとの疑問から「熱中症重症化予防と脂肪酸の関連」をテーマに取り組みました。高校生野球選手を対象とする実態調査に加え、暑熱環境下における脂肪酸摂取の有効性を分子細胞学的な手法を用いて研究しました。相模女子大学大学院は様々な分野の先生方からご指導いただく機会が多く、多角的な視点からアドバイスをいただきました。現在は休職していた会社に復帰し、スポーツ選手への栄養サポートを主な業務としています。大学院で学んだ科学的根拠のもとに考えることや広い視野をもつ姿勢が現在の業務にも生きていると感じています。

【本学生は会社の休職制度を利用し大学院で研究を行いました。大学院修了後はスポーツ部門に異動しています。紹介記事URL:https://aumo.jp/articles/3186333

管理栄養士として働きながら、さらなる専門性を高めた日々

渡邉 詩帆莉さん
博士前期課程修了、後期課程修了

大学卒業後、管理栄養士として病院に勤務する中で科学的根拠に基づく栄養相談を行う必要性を感じ、以前より興味を抱いていた糖尿病に関わる研究の基礎を学ぶべく大学院への進学を決めました。博士課程前期・後期課程を通して「植物ポリフェノールが糖尿病性高血糖と脂質異常症に及ぼす影響」に関する研究に従事しました。土曜日や午後6時からの講義科目の配当は社会人学生としてとても助かりました。また、入学と同時期に新型コロナウイルスが蔓延しており研究ができるが不安でしたが、メールやオンラインを活用し丁寧にご指導くださった指導教員のもと、順調に研究を続けられました。科学的な疑問に論理的に取り組み、研究成果を論文として発信しながら、卒業後も人々の健康維持・増進に貢献できるように頑張ります。

【本学生は、本研究科の博士後期課程学位審査規程内規に基づき、前期課程入学から最短3年間の在籍で博士(栄養科学)を授与されました。】

栄養科学研究科の学び

本研究科のカリキュラムは、生命体としてのヒトの生理機能や疾病の発症、病態にかかわる内容と、ヒトの生命維持の基本となる食にかかわる内容とを2本の柱とし、栄養科学を病態栄養、保健栄養、栄養生理、食品栄養の4領域から総合的・体系的に学べるように授業科目を構成しています。

栄養科学研究科の学びのイメージ


カリキュラム

主な科目紹介

基礎科目
①栄養科学総論 教員がオムニバス形式で教壇に立ち、本研究科の教育・研究体系を構成する病態栄養、保健栄養、栄養生理、食品栄養の各領域に加え、栄養科学研究科の取り組みについて概観します。
専門科目
②基礎栄養科学 ヒトを生命体として捉え、その生命体に備わった機能や疾病の発症、病態、治療、予防などにまつわる臨床栄養・公衆栄養の知識、および環境と生命体の健康・栄養とのかかわりの基礎を教授します。
➂応用栄養科学 ヒトの生命体としての機能について、疾病、栄養、遺伝子の相互作用、免疫・血液学の最新知見、食欲をつかさどる脳と食のかかわりなどを修得。さらに食品成分と疾病の予防・治療、バイオ食品など環境因子との関連についても教授します。
④共通領域 基礎栄養科学と応用栄養科学の学習・研究で身に付けた幅広い知識を基礎として、実験・実習・演習を行う選択必修科目。ここでは細胞生物学、脳・神経科学などにおける分析や研究のための実験・実習の手法を修得することにより、大学院修了後の生命科学研究に必要な手法を磨いていきます。
総合科目
⑤総合栄養科学特論 メタボリック症候群の将来、スローフードと食文化の変遷、地域や社会における食育の現状と課題など、本研究科の研究に関連したテーマに取り組む研究者が、最新の研究成果を披露します。学外の研究者による講義・講演も織りまぜながらオムニバス形式で授業を進めます。
⑥生命栄養科学特論 栄養学を人間の生命体に直接かかわる学問と位置付け、生命科学の知識を中心とした教育により、高度な人間性と職業倫理、専門知識を体得した研究者および教育者を養成します。病態栄養、保健栄養、栄養生理、食品栄養の4領域の教員がオムニバス形式で展開する博士後期課程の授業です。
➆特別研究 博士前期課程では修士論文または課題研究として、博士後期課程では博士論文として、研究の集大成となる授業です。実験・調査研究の立案、研究方法の確立、結果の解釈と考察、論文作成までの全工程について丁寧に指導します。

科目ナンバリング

学費・履修制度

長期履修学生制度

職業を有しているなどの事情により、勉強時間の確保が困難な場合に限り、長期履修制度を利用することができます。これは、定められた修業年限にかかわらず、入学から修了までの期間を長期に設定して履修することができる制度です(授業料なども在籍年数に応じて分割されます)。

教職課程(栄養教諭専修)

教育目標

本学の大学院は、生命科学の研究領域を中心的な学問分野とした特色ある教育を行い、高度な生命科学の知識とともに、実践的な専門能力を身に付けた栄養教諭(専修)を養成することを目的としています。

取得可能な免許・資格など

栄養教諭専修免許状(栄養教諭一種免許状を取得していることが条件です)

本研究科で取得可能な免許状種類

栄養科学研究科 栄養科学専攻 博士前期課程 栄養教諭専修免許状(栄養教諭一種免許状を取得していることを条件とします)

お問い合わせ

入試に関わるお問い合わせ

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携帯電話から:042-749-5533



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