富田 充保
Tomita Mitsuyasu
所属・職位:健康栄養学科 教授
担当科目:教職論、教育の原理
専門分野及び関連分野:教育方法学、生活指導論、臨床教育学
所属・職位:健康栄養学科 教授
担当科目:教職論、教育の原理
専門分野及び関連分野:教育方法学、生活指導論、臨床教育学
最終学歴 | 東京都立大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程修了 |
学位 | 種類:人文学修士 授与大学:東京都立大学 |
職歴 | 札幌学院大学助教授、同教授を経て現職 |
所属学会 | 日本教育学会、日本教育方法学会、日本生活指導学会、日本臨床教育学会、北海道臨床教育学会、北海道教育学会、日本特別ニーズ教育学会 |
趣味・特技 | サイクリング、美術館・神社仏閣めぐり |
授業
主に中学・高校の教職課程の科目を担当します。そこでは、DVD視聴を手がかりに、何より教育に関する事実を広く知ることからはじめたいと思います。それは何も学校教育だけを指すものではありません。それは学校内外で繰り広げられている子ども・大人の生活と学びの世界を探求することでしょう。そこに「生きづらさ」を抱えながらも、それを踏み越えてゆく人々の関わりと学びの世界がどのように展開されているのか、「子どもの貧困」「大人の通信制中学」「不登校・引きこもりに潜む関わりと学びへの渇望」「食を通じた子ども・家族支援」等々を窓口にして掴んでみたいと思います。
研究テーマ
- 子ども・青年の人間関係論(ピア・プレッシャー)と自由で対等な関係性への教育的関与の研究
- 子どもの言動と内面世界と切り結ぶ学級作り・教育的指導の研究
- 教育労働の多忙と疎外の中で労働の意義と意味の再建の研究
- スコットランドにおける教育理念の独自性と社会的排除に抗する学校づくりの研究
- 今日における生活困難層の子ども・家族の実像とその「乗り越え」に関する研究
研究業績
区分 | 単/共 | 著書・論文名等 | 発行所・掲載誌等 | 発行等年 |
翻訳書 | - | 『学校からの排除にかわる実践的方策をさぐるースコットランドにおける停退学処分に抗する支援的学校づくりー』 | 創風社、総頁数250頁(本書は、Pamela Munn et al.,Alternatives to Exculusion from School,Paul Chapman,2000の全訳である。) | 2014 |
学術論文 | 単著 | Ⅲ4 A団地居住者におけるネットワークの変化をめぐって | 長谷川裕編著『格差社会における家族の生活・子育て・教育と新たな困難』旬報社、PP.150-162 | 2014 |
学術論文 | 単著 | 『ひきこもり』経験と若者理解 ある青少年自立支援センターにおける若者の声と共同生活の意味を探る | 田中孝彦他編著『子どもの生活世界と子ども理解』かもがわ出版、pp.237-251 | 2013 |
学術論文 | 単著 | 被災体験に教育実践はどう向き合ってきたか―臨床教育学として何をひきとるのか | 北海道臨床教育学会編集『北海道の臨床教育学』24号、(pp.56-64) | 2013 |
学術論文 | 単著 | 臨床的教育研究と学校・教師 | 教育科学研究会『教育』782号(pp.70-79)国土社 | 2011 |
学術論文 | 単著 | 若い教師の苦悩はなぜ生じるのか | 地域民主教育全国交流研究会『現代と教育』81号(pp.70-82)桐書房 | 2010 |
学術論文 | 単著 | 「新しい荒れ・学級崩壊」現象に見られる子どもの情動の機能性・合理性と教育への問い | 大渕憲一編『現代のエスプリ』494号(pp.117-127)、至文堂 | 2008 |
学術論文 | 単著 | スコットランドにおける「学校からの排除」問題に対する政策上の争点と実践的格闘 | 日本生活指導学会『生活指導研究』24号、エイデル研究所 | 2007 |
学術論文 | 単著 | 分権国家スコットランドにおける実験的教育の試み――追加的学習支援(Additional Support for Learning)法の始動と新コミュニティースクール政策の発展 | 地域民主教育全国交流研究会『現代と教育』72号(pp.39-49)桐書房 | 2006 |
学術論文 | 単著 | 「青少年と人間関係―その行く末と課題―」 | 門脇厚司・久冨義之編著『現在の子どもがわかる本』学事出版、(pp.229‐251) | 2000 |
社会活動等
日本臨床教育学会理事、北海道江別市社会教育委員、日本教育学会課題研究「変化する社会と子どもの異変」(1995-1998)メンバー、北海道臨床教育学会副会長・理事・紀要編集委員長、北海道教育学会理事
受験生へのメッセージ
答が決まっていて、それを正確に覚える学びから飛び出してもみたいですよね。大学内外を往還しながら、正解のない自分で探り当てるわくわくする学びの世界を、一緒に作り出せた経験はきっと一生ものの宝物になるはず。そんな世界に一歩踏み出してみませんか!