2025年3月3日、第75回卒業式が行われ378名の生徒が母校を巣立ちました。名残を惜しむかのような雪まじりの天候となりましたが、心温まる卒業式を行うことができました。
校長の式辞では、大切にしてほしい2つの「余白」についてお話がありました。
”1つ目の「余白」は、誰もが見えているはずなのに、気づかれていない領域です。今ある枠組みでは問題とされにくかったり、価値が見出されにくかったりするものの中にこそ、大きな可能性があります。探究活動で学んだ多角的な視点を持つことを起点に、「まだ見えていない大切なもの」に気づき、世界をより深く、豊かにしていってほしいと思います。
2つ目の「余白」は、時間と心の余白です。現代社会は、効率やスピードが優先され、確実な結果や価値が求められる時代かもしれません。しかし、幸せはすぐに得られるものだけでなく、じっくり時間をかけて育むものでもあります。焦ることなく、余白を楽しみながら、日々の中で見落としがちな違和感、好奇心、感覚を拾い上げてください。”
卒業生の皆さんのこれからのご活躍とご健康を、在校生・教職員一同、心より願っております。