小さな世界で大きな探究の学びを
高2グローバルコースの生徒たちが、MQ Week(探究活動)の一環として、SMALL WORLDSを訪れました。
今回は『SDGsをポスターで伝えよう!』という探究プログラムに参加し、伝える表現力を英語で学びました。まず、ワークショップラボでポスター作成のコツを学び、それぞれ見学を行いました。ミニチュア撮影のポイントは以下の3点だそうです。
- Change the angle
- Perspective
- Add people
絵本の世界から飛び出したようなスイス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパの町並み、映画さながらの香港の町並み、過去と未来の宇宙センター、レトロさが漂う麻布十番、マニア垂涎の新世紀エヴァンゲリオン格納庫と第3新東京市、そして夢がたくさん詰まった関西国際空港。SDGsのテーマを選び、ポスター用写真を撮影するというミッションを忘れてしまいそうなほどのミニチュアの展示物(とデザイナーの方々のいたずら心)に、「まったく時間が足りません!」との声。
空港エリアでは夏休みに海外研修に参加する生徒たちが、「ここで荷物を預けるみたい!」「荷物を受け取るところもあるよ」「入国審査はどこ?」と念入りに研修のシミュレーションを行っていました。JALのビジネスラウンジのソファに座って「バリキャリでラウンジが使えるようになる!」とテンションも上がりました。展示室の通路にあるさりげないミニチュア展示をひたすら写真におさめたり、ミニチュア工房をじっくり見学したり、それぞれの視点で「もうひとつの世界」を堪能しました。
見学後は、ワークショップラボに戻り、アメリカと中国からの留学生のサポート受けながらポスター作成に挑戦しました。日頃から、スマートフォンで撮影する機会の多い生徒たちの写真技術は素晴しく、何かの宣伝広告に使えそうなものばかりで驚かされました。
上から、横から、下から、カメラ越しに…文字通り、様々な視点で見る「ミニチュア」は、生徒たちにたくさんの新しい発見を与えてくれました。ポスターを作るということは、みんなに広く伝えようとするということ。メッセージ性のある、または考えさせる写真と、直接的、または疑問を持たせるような意味深なテキストとを組み合わせることを意識して、それぞれのテーマでポスターを作成しました。探究活動として見学をしていましたが、クラスメイトと回るSMALL WORLDSはまるで小旅行のようでもあったことでしょう。今回の体験が、ただのポスター作りで終わらなさそうなグローバルコース生の今後の「探究活動」に大いに期待をしています。