幼稚部の子どもたちへ絵本のよみきかせを行いました
相模女子大学中学部・高等部図書館では毎年6月と2月に同学園認定こども園の子どもたちに高校生が読み聞かせを行っています。
今回挑戦したのは高校1〜2年生の20名。約1か月前から講習会が始まり、読み聞かせのノウハウを学んでいきます。講師はいつもお世話になっている方で、相模大野図書館の読み聞かせを行っていたり、さらにはそういった人を育成している方です。絵本の話、読み聞かせのテクニック、おはなし会の作り方など、本格的な内容を学びました。
高校生自身が絵本を選び、お話し会を構成していく中で、子どもたちがどんな反応を示すのだろう、子どもたちが飽きないかな、子どもたちに見やすく聞きやすくするにはどうすればいいのだろう、と常に相手の立場を考えていくことを学んでいきました。
おはなし会本番では3歳から5歳の子どもたちを前に、緊張気味の高校生。小道具を用意し絵本と絵本のつなぎを考える、手遊びをする、子どもたちに「知ってる人~?」と問いかける等…グループごとに特色あるお話し会を作り上げていきました。子どもたちが全力で応えてくれるうちに高校生も笑顔になっていきました。
初めて子どもたちの前で披露した高校生たち。練習通りにできたこともあれば、臨機応変に対応できた、そうでなかった等、すべてが貴重な経験となったようです。少しでも自信をつけ、今後に活かしていってほしいなと感じます。
以下、参加者の感想(抜粋)です。
*昔から何気なく聞いていた読みきかせだったが、いざ自分が本を持ってみると読み聞かせを行っている方々の工夫に気が付けた(高1)
*回を重ねるごとにメンバーと話せるようになったり、グループ自体がより良いものになっていくのがとても楽しかった。(高1)
*予想外のことが起きたときに対応など反省はたくさんありますが、読み聞かせ以外にも生かせる反省もあり、とても良い経験ができました。(高1)
*どうしたら子どもたちに楽しんでもらえるのかを考えるのがとても楽しかったです。(高1)
(司書教諭)