幼稚部の子どもたちへ絵本のよみきかせを行いました
相模女子大学高等部では、毎年6月と2月に「よみきかせ」を実施しています。
同学園の幼稚部にお邪魔し、高校生がグループで絵本のよみきかせを行う企画です。
今年度は感染症の影響のため休校となり、6月に実施ができませんでした。
学校が再開されても実施するには厳しい状況でしたが、
感染症対策を万全にしたうえで、生徒の熱意を幼稚部が受け入れてくれ、
11月に実施することができました。
挑戦したのは高校1~2年生の9名。
毎回お世話になっている講師の方をお招きし、講習会を行いました。
講師の方は近隣の相模大野図書館や小学校などで
「よみきかせ」を長年行っている経験豊富な方です。
講習会では、「絵本の選び方」「読み聞かせのテクニック」「おはなし会の組み立て方」など
詳しく教えていただきました。
絵本や子どもたちへの愛にあふれるご指導で、
初心者の高校生にもわかりやすく1つ1つ丁寧に教えていただきました。
そして、今回は動画配信も行います。
例年の相生祭が中止となったため、
替わりに行われるオンライン文化祭「白木祭」への参加です。
子どもたちの前で発表するのと画面の中で発表するとでは、大きく違う点があり、
どうすれば画面上に楽しさをのせて見てもらえるか工夫をしました。
絵本を読むときはぶれないように固定をしたり、
手遊びを披露するときは、見ている人が一緒にできるように
呼びかけや速度にも注意をしました。
反応が返ってこない動画では、台詞にも注意しながら構成を練っていきました。
動画を撮り、編集することで
自分たちの姿を客観的にとらえ、改善点も多々見つかりました。
例年にないこの工程でたくさんのことを学ぶことができました。
2021年1月20日から配信される「白木祭」の「読み聞かせ」動画もぜひご覧ください。
※動画配信にあたっては各出版社からの許可をいただいています。
幼稚部で行った本番では、緊張した!と言ってはいたものの、
3歳から5歳までの子どもたちを前に、終始笑顔でとても楽しそうでした。
読み聞かせをしている時に、
一緒に声を出してくれたり、反応してくれた様子がとても嬉しかったようです。
絵本を読んだ今までの中で一番楽しかったと伝えてくれました。
参加した高校生の中には、
保育士を目指す人もいれば、違う職種だが自分の経験を積みたい、
小さな子に苦手意識があるが克服していきたい等、様々な志望動機があります。
体験したことは決して無駄にはなりません。
今回の体験が高校生たちの糧になることを信じています。
最後に、絵本を貸してくださった相模大野図書館さま、
講師の方、幼稚部の皆さま、本当にありがとうございました。