Education

プログラミング

「なぜ?」を追いかけていこう、未来まで

子どもたちの未来に役立つ教育、社会がいかに変化しようとも対応できる人材の育成。それがプログラミング教育の意義であり目的です。単にロボットを動かすだけではなく、課題に対してどう取り組み行動するか、そのような思考の育成が主眼です。最小限の説明でスタートする授業では、生徒たちはもてる力や知識を総動員して見つけた独自のやり方でゴールをめざします。

ロボットを動かそう

ロボティクスの初歩を学び、「どうしたら司令通りに動くか」「失敗した原因は?」などを論理的に考え、検証し、自力でゴールに向かう楽しさを体感します。

未来のための「考える力」

課題を解決するためにいろいろな角度から「なぜだろう?」を追求し、ひとつの現象を細かく分けて考えを構造化するプログラミング的思考力を育みます。

プログラミングで伸びる力

答えのない課題に取り組む想像力と創造力、仲間との協働力、分析力などをフル活用。自分はどの手法を選び解決するか、という発想力や行動力を養います。

先生の声

自分のやり方で答えを見つける思考と行動力を。

私は2003年からロボティクスに関わってきました。その間、AIは急速に進歩し、いまや超スマート社会になろうとしています。知識の集積はコンピュータに任せ、何を創造するかが問われる時代。子どもたちは、豊かな暮らしのためにAIをどう使うかという思考をもたねばなりません。その基礎となる学習のひとつがプログラミング教育です。授業では、「教えないこと」を意識し、子どもたちが楽しみながら自分でゴールを見つけるプロセスを重視。「答えがわからないことを恐れない人」を育てたいからです。課題に対して、どんなやり方を選びゴールに結びつけるか。正解はひとつではなく、どこまでも自由です。成功にも失敗にも意義があり、それをどう生かして進むか。そのような思考力や創造力が未来に求められる力だと考えます。本校がプログラミング入試を採用したのも、テストの点数だけでは測れないその子の本質がわかるからです。

教わる学びから、見つける学びへ。海外の教育現場で実践されているマルチプルインテリジェンス(一人ひとりにあった学習)を理想とし、試行錯誤を楽しむ姿勢や意欲を後押ししていきたいと考えます。

プログラミング コーディネーター
相模女子大学小学部 校長
川原田 康文