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全国高校生俳句大賞の授賞式に出席しました

高等部

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神奈川大学 俳句大賞で入選

第21回神奈川大学全国高校生俳句大賞で入選をした高校2年の原澤さんが、3月10日の授賞式(神奈川大学横浜キャンパス)に出席しました。

この大会は、俳句を通して高校生の感性を表現する機会を提供し、高校生の文化の発信に寄与することを目指して始められた企画で、今年度は11022通の応募(1通3句)がありました。そのうち最優秀作品が5作品選ばれ、原澤さんは最優秀に次ぐ入選作品65作品に選ばれました。

シンポジウムでは、大串晃氏、長谷川櫂氏、黛まどか氏らの著名な俳人と、国文学研究者の復本一郎氏が「俳句における虚と実」について俳人の立場と研究者の立場から考えを述べ、実体験から言葉を通して虚構を作り上げる俳句の文学性について議論を繰り広げました。3名の俳人は、高校の教科書にも句が掲載される先生方ですので、興味深く拝聴することが出来ました。

昨年度から、高校2年生のニュージーランド修学旅行における事後学習の一つとして、「フォト俳句」づくりに取り組んでいます。また、夏休みの課題としても句作に挑戦し、コンテストにも応募しました。テレビ番組の影響からか、俳句を身近なものとして楽しむ生徒も少しずつ増えているような気がしています。

 

《原澤さんの受賞作品とコメント》

ぼうふらに水甕という宇宙あり

太陽に火傷をするぞ揚雲雀

炎昼を後をつけくるのっぺらぼう

私は、高校生の今だからこそ書ける未来への希望、そして爽やかな青春を表現した句を3句書きました。 

1句目は、まだ子どもである私たちが宇宙のように広く輝く未来への希望を小さなぼうふらと大きな水甕に例えて表現しました。2句目、3句目は「太陽」「炎昼」などの季語をいれ、爽やかな夏を表現しました。3句目の「のっぺらぼう」とは、私自身のことです。

今回この大会で入賞できたことを誇りに思い、これから俳句にもっと興味を持ち、来年もこの大会にチャレンジしたいと思います。